8対2の恋

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朝日の眩しい朝。




晴れ渡った空。






…暑。バカ暑。







「てか眠い」


あいつのせいで寝れなかった。


なんだ。






意味わかんない。









廉「…いつもながら家出んの遅いわ」


「れ、ん」









普通にそこに立って

人のことあざ笑うかのような笑み。


昨日の笑顔はなんだ。









「ちょ、廉、歩くの速い」

廉「お前のコンパスが短いんやろ」




「わかってんならゆっくり歩け」







・









廉「ん」



「なに、その手は」




廉「手ぇ繋いだる言うてんねん」






「なんであんたに手繋がれなくちゃいけないの」








無理矢理、私の手を掴んだ廉は前を向いたまま、はっきり言った。







廉「付き合ったる」


「は」




廉「付き合ったるわ」


「なんで上からやねん」









前をむいたままの廉が小さな声で

廉「いやか」



と聞くから。



「いやじゃない」

と答えたんだと思う。






・



――――――――
まだおわりじゃないですよ！

最初の場面に戻ります

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