8対2の恋

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由香「ほんま、


　 あんたらって仲がよろしいな〜」





「…！


　どこが？」






本気でやめてください。

あいつと仲良いって言われるくらいなら

舌噛んで死ぬ。








親友の由香でも、


「今度そんなこと言ったら…絞める」





由香「だって、あんなイケメンがそばに居って


　 …毎日！！！！


　 ときめかんほうが可笑しい」








廉がモテることもイケメンなのも認めよう。百歩譲って！



でも、そのことと私が廉にときめくのは話が違う。








由香「なんで２人してお互いを毛嫌いしてるん？」



「…なんでやろ」




考えたこともなかった。

いつの間にかって感じで。つーか、最初から気に食わなかったんだと思う。






「って。


　あー、やってしまった」



関西弁が出てしまった。


くっそぉ、廉の呪いだ。






…教室の端で男子と戯れる廉を睨んだ。


クラスまで一緒なんです。









由香「ま、あたしは、平野先輩派〜」




「平野先輩か、いつも通りですネ」

(廉くんは高１の設定です)



平野先輩はよくわからない人で、イケメン。

由香の彼氏。

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