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27話 ページ28

「善逸はAさんに俺たちのこと最初、なんて言ったんだ?」

「え?」


Aと炭治郎たちを合わせた次の日に午前だけの仕事が終わった後、たまたま会った炭治郎に聞かれた。


「会いたい人がいるって言ったと思うけど」

「…その後は?」

「どんな人か聞かれて、炭治郎たちのこと、特に禰豆子中心に話したと思う」


それが?と聞けば頭を抱えはじめた。


「それだな。善逸、お前はAさんが好きなんだろ?」

「は、はァァ!?いきなりなんで!?まさか、Aに惚れ」

「声が大きい!それに俺はカナヲ一筋だ!!!」


お前の方が声デカくね?


「じゃ、なくて!!そうじゃなくて!!!うーん……あ゙ーーー!もう!善逸!」

「お、おう、なんだよ…怖いよ今日の炭治郎」

「Aさんは禰豆子に嫉妬してる!」


は?なんでAが禰豆子ちゃんに嫉妬するんだよ?


「禰豆子を可愛がってくれるのは嬉しいが、好きな相手に勘違いされてたら駄目だろ!」


それ、炭治郎が言う?前世で散々カナヲちゃんが好きな癖に人たらしを発揮して、カナヲちゃんを不安にさせてたやつが…

というか


「ちょっと待って?どういう事???Aは禰豆子ちゃんに嫉妬してる?その理由が俺が可愛がってるから……?」


それって…!


「善逸分かったのか!?」

「1番仲のいい幼馴染が、弟的存在が他の子、禰豆子ちゃんを可愛がってるからってこと…?兄弟、友人をとられた嫉妬ってこと…?」


おれにのぞみはナイ…?


「善逸……」

「そんな憐れむ目で見るな!泣くぞ!泣きわめくぞ!?」


炭治郎が大きくため息を吐いた。

俺はホントに実行するぞ!!!


「善逸いいのか?今世でも伝えるのが遅くて、後悔して終わらせることになっても」


口を閉じた。


「俺は、あんな善逸をもう見たくない。彼女、Aさんは美人だし、とても優しくて良い人だ。お前じゃなくてもすぐに相手は見つかるだろう。」


そんなこと…


「Aさんとの約束も果たせてないんだろ?」


善逸、と生まれ変わっても変わらず泣きたくなるような優しい音をさせながら名前を呼ばれる。


「もう後悔だけはするな」





「……炭治郎、頼みがあるんだ」


あいつは昔と変わらない顔で笑った。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 転生   
作品ジャンル:恋愛
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myu♪(プロフ) - Decemberさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!友達にこうなったらどう思うかなど聞いたりして、感情表現が分かりやすくできるよう頑張ったのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - スヴィエトゥさん» コメントありがとうございます!嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
December(プロフ) - このお話の設定めっちゃ素敵ですね(;_;)主人公に感情移入しやすくて、とても、面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!! (2020年2月19日 22時) (レス) id: 8a83f8152c (このIDを非表示/違反報告)
スヴィエトゥ(プロフ) - 面白かったです (2020年2月19日 21時) (レス) id: f033e98427 (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:me | 作成日時:2020年1月29日 0時

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