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10話 ページ11

「〜♪」


彼は歌が上手だった。


『それはなんの歌ですか?』

「これはこの前行った任務先で子供たちが歌ってたんだ。子守唄で歌われてるんだって。いい歌だよねぇ」


また彼は歌い始める。


『善逸さんの歌は綺麗ですね』

「そう?そう?Aちゃんに褒められると嬉しいなぁ!」


ニヤニヤとだらしない笑顔


『善逸さんは耳が良いんですよね?』

「そうだよ。それがどうかした?」

『自分でつくった歌とかはないんですか?』

「じ、自分でつくった歌!?いやいや!そんなのあるわけないじゃん!自分でとか!俺なんかがつくった歌なんて…」



『私は聞いてみたいです。善逸さんがつくった歌』


善逸さんは少し困った顔をした。


いや、照れているようだった。


「Aちゃんは俺の歌が好きだね」


茶化すように照れたのを隠すように言われたが


『当たり前ですよ。あなたの歌は聞いていて落ち着く』


「…うっ………今度、出来たらね」

『本当ですか!?』

「出来たらって話だよ!?どこかで聞いたことあるような歌になるだろうし、そもそも素人の歌なんだから、おかしくなるだろうし…」

『嬉しいです!最初に聞かせる相手は私ですよ?約束ですからね?』

「いやいや!1回炭治郎とかに聞いてもらってAちゃんに聞かせても大丈夫かどうかを!」

『ダメです!』


私と善逸さんだけの約束なんだ。



『あなたの歌を最初に聞くのは私じゃなきゃ嫌です!』



あまりの勢いにおされてしまったのだろう。


「わ、かった…」


少し頬を染めて背をのけ反った。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 転生   
作品ジャンル:恋愛
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myu♪(プロフ) - Decemberさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!友達にこうなったらどう思うかなど聞いたりして、感情表現が分かりやすくできるよう頑張ったのでそう言ってもらえて本当に嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - スヴィエトゥさん» コメントありがとうございます!嬉しいです! (2020年2月20日 10時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)
December(プロフ) - このお話の設定めっちゃ素敵ですね(;_;)主人公に感情移入しやすくて、とても、面白かったです!素敵な作品ありがとうございます!! (2020年2月19日 22時) (レス) id: 8a83f8152c (このIDを非表示/違反報告)
スヴィエトゥ(プロフ) - 面白かったです (2020年2月19日 21時) (レス) id: f033e98427 (このIDを非表示/違反報告)
myu♪(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年2月16日 13時) (レス) id: 875cd6e9ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:me | 作成日時:2020年1月29日 0時

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