舞踏会、その後 ページ50
「ほら、はよ来いや。大丈夫やって。似合っとる、似合っとる。」
『ガチで言ってるそれ…？』
「マンちゃんがデザインして、俺が選んだんだから似合ってないはずがないやろ」
『どこから出てくるんだよその根拠…』
さすが思考が変態は違いますわ…私だってこんな露出高いの嫌だよ？！
「はいはい、後ろ詰まっとるからはよせーや。」
『うぐっ…さすが心無いシッマ！慈悲もない！』
「蹴り飛ばしたろか？」
『すんません、勘弁してください』
たんっ…とシッマ＆ゾムの二人に脅されて渋々馬車から降り立つ
所々黄緑のラインが入った黒ベースのゴシックドレス。
最終的にドレスになったのはグルッペンの案らしい。後であいつ叩き落としたろ。
胸元はバッチリ見えるので、もちろん印も見える
おい、胸元ばっかりじろじろ見てんじゃねぇ
『変態はどこまで行っても変態か…』
「お？それって誰の事言ってるん？この後お前を……抱き潰してもええんやで？」
『ひっ…！ウソ！ウソだから！』
「へぇ…ウソつく悪い子にはお仕置きせんとあかんなぁ…帰ったら覚えとけよ」
『ひえぇ…』
どっちにしろダメじゃん…！
くっそ…誰かこいつを止めてくれ…
『シッマ…』
「スイッチ入ったゾムとか邪魔したら確実に殺されるヤツやん。俺無理やわ。頑張りやー。」
『んな…！』
後ろではウヒヒヒ…！と奴の悪い笑い声
こんの…！空間魔術で逃げてやろうか…？！
「ほら、お楽しみは後や。ほら行くで！」
『誰も楽しみになんてしてないんですけど…！』
そう言いつつもゾムの手を取り、会場へと足を運んだ
「ゾム様！」
「我々国最強と名高い軍人のゾム様よ！」
わらわらといとも簡単に周りに人が集まる
「この場に来て頂けたことに誠に感謝致しますわ！それで…婚約を結ばれたとお聞きしましたが…」
「あぁ、はい。Aー！」
『大声で呼ぶなとあれほど…お初にお目にかかります。ゾム様の婚約者で…
《堕天使》のAと申します。』
ニッコリと含む笑み
その翼は、漆黒に染まり切っていた
危ノーマル
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終わり
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pandapanda216(プロフ) - これの続き見たい (2021年2月18日 14時) (
レス) id: 9fe8803e94 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - これの続き（？）のpi君の奴最高ですね！！！！既に！！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
音斬湊(プロフ) - 最終回だった…取り敢えず完結おめです！続き読みたいです！番外編か続編希望です！！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - うわお。まさかの最終回。有難うございました。ほんとに。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 面白い！足りない！もっと続きが読みたい！！続編希望めう！！！ (2019年8月9日 15時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リラ | 作成日時：2019年6月4日 20時
