慣れって怖いわー ページ41
『いち、にっ、さん…いち、にっ、さん…！』
「そうそう！上手めう！」
『あ、ありがとう。めっちゃ体力使うわコレ…』
「短期間でこれだけ完璧に出来れば十分めう！よく頑張ったなぁ！」
『えへへ…』
はぁ、はぁ…と肩で息をしながら呼吸を整える
舞踏会で踊るダンスの練習を２週間前から初め、ようやく見せても恥ずかしくないレベルまで漕ぎ着けた。
オスマンの指導はなかなかにスパルタで…
何度逃げようとしたことか…でも頑張った！
他にもマナーや挨拶など色々教わったが、ダンスが一番難しく…
それもそのはず、こっちに来てからまともな運動をしていなかったため、そりゃ体力も落ちるわけさ。最初はついて行くので精一杯。ここまで来るのにほんとに頑張ったよ私…
床にヘタレてへばっている私の元に汗一つかいていないオスマンがひょっこりと顔を覗き込んできた
「この後はエミさんとこ行って魔術教わるんやろ？今日はこれで終わりでええから、ちょっと休憩して行った方がええんちゃう？」
『お言葉に甘えて…そうするわ…』
「レモネードあるけど飲むー？」
『飲むー！』
やっぱ休憩って大切！！！
・
「じゃ、やってみてください」
『うげ…これを…？』
「はい。いっぺんにお願いします。」
『ゔっ…わかりました…』
オスマンのレッスンが終わって次はエーミールさんの魔術授業
んで、今日の課題は、魔術の複数発動ということなのだけどさ…
目の前に広がるのは動物の屍たち。それも大量の。
多分この近くの森で狩ったものなんだろうけど…動かすのが面倒だからって…
こんなことに私を使わないで欲しいよ…
はぁ…なんて言ってもしょうがないので。
腹を括ってナイフをかざす。
…そして詠唱
『
フワッ…と死体の山がそのまま空に浮かぶ
もうフワッっていう可愛い表現じゃない。グワッって感じだよ。グワッって。
おっと、さっさと進めなきゃ…
えーっと…
『
その瞬間、死体達の上に開いた
うっ…ニオイが…さっさと終わらせなきゃ…
『マッチちょうだい』
そう言うと、手元に開いておいたもう一つの取り出し口からマッチが出てくる
あー…調整むっず…
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pandapanda216(プロフ) - これの続き見たい (2021年2月18日 14時) (
レス) id: 9fe8803e94 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - これの続き（？）のpi君の奴最高ですね！！！！既に！！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
音斬湊(プロフ) - 最終回だった…取り敢えず完結おめです！続き読みたいです！番外編か続編希望です！！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - うわお。まさかの最終回。有難うございました。ほんとに。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 面白い！足りない！もっと続きが読みたい！！続編希望めう！！！ (2019年8月9日 15時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リラ | 作成日時：2019年6月4日 20時
