なんか大切なこと言われた気がしたけどよくわかんないってさ ページ25
「マジか！早いな！」
「お前…お前ホンットに…」
「…うわ…ないわ…」
「さすがっすね。一周まわって尊敬ですよ。」
場所は変わって会議室
先ほど緊急地震速報よろしく。なアラームがなり、城内の幹部が集められた
議題は私に着いた黄緑の紋章について
呆れたり発狂したりする幹部たちはさながら小学生の運動会
あ、このお菓子美味しいー…
「まっじで…ゾムお前！何してくれとんの？！さっき幹部として向かい入れたばっかなのに…！どうすんねんほんま…！」
トントンが頭を抱えて唸っている
ぶっちゃけ何について頭を抱えているかわかんない
大変そうだなってのはわかるけど
「ええやん別に。どこの誰ともわからん腹の中も知らない奴なんかよりAの方がよっぽど信頼出来る」
『…どう言うこと？』
なんか褒められてるっぽいですけど、ごめん会話の内容が訳わかんないんだ
そんなこんなで現状を理解していない私にグルッペンが説明を名乗り出た
「A。所有印が人間以外に付けられるとどういう意味を表すか知っているか？」
『しらない』
「なら教えてやろう。大先生、いくつか招待状持ってただろ？持ってきてくれ」
「はいはーい」
招待状？なにそれ
「ほい。グルちゃん。これでええ？」
「あぁ、十分だ」
大先生からグルッペンに渡されたのは漫画とかで見る中世ヨーロッパ風の割と厚手の紙で出来た封筒
その封を明けながらこちらを見た
「我が国の紋章はしってるな？」
『コレでしょ？』
グイッとデコルテについた所有印を半分ほど見せる
約三名ほどが顔を赤くしたのは見ないでおこう
「そうだ。その紋章を黄緑色で付けられるのはゾムだけなんだ」
『へぇー…』
「ちなみに俺は黒。トントンは赤と言った具合にここにいる全員が違う色を持つ」
『ふーん』
イメージカラーみたいなもんなんかな？
わかりやすいっちゃわかりやすい…のか？
「もちろん、国が違えば紋章も違う。色は被るが、ちゃんと区別がつくんだ。ほら、ここにあるだろう？」
『この隅っこにあるやつ？』
取り出した手紙にはよくわからない文字。そして右端に私がつけられたものとは違う紋章があった
「これは隣の小国の招待状だな。大先生誘われたのか？」
「あぁ、それなーえっと…二年前の女の子に良かったらって貰ったやつ」
「…まぁいい。大先生の女癖の悪さは今に始まったことじゃないからな」
「え、ちょ、グルちゃん？！」
ドン引きだった。
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pandapanda216(プロフ) - これの続き見たい (2021年2月18日 14時) (
レス) id: 9fe8803e94 (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - これの続き（？）のpi君の奴最高ですね！！！！既に！！ (2019年8月10日 22時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
音斬湊(プロフ) - 最終回だった…取り敢えず完結おめです！続き読みたいです！番外編か続編希望です！！ (2019年8月10日 10時) (レス) id: e231a66eea (このIDを非表示/違反報告)
有(プロフ) - うわお。まさかの最終回。有難うございました。ほんとに。 (2019年8月10日 9時) (レス) id: 809a57d1b1 (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 面白い！足りない！もっと続きが読みたい！！続編希望めう！！！ (2019年8月9日 15時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リラ | 作成日時：2019年6月4日 20時
