《zm》悪魔に「命」拾われました【d!】

余命宣告ってなんだっけ。 ページ7

『食べるって…どうやって…』

「うーん、いろいろあるで？まぁ要は感情とか、欲とか。そういうのが直接俺らの精神に触れればそれを吸収するからな。あ、もちろん肉も美味しく食べるで？」



いやそこら辺は心配してないんで大丈夫デス


すると、下から不穏な音が聞こえた



ピーポーピーポーと音を鳴らしガヤガヤと騒がしく乗り込んでくる連中


警察だ


あぁ殺したこともうバレたのか



「なんやアレ。騒がしいな」

『警察。さっき殺したから…それで私を捕まえに来たんだと思う』

「え？地上って殺したら捕まえられるん？はえー…面倒やな。それに…えっーと…」

『A。送火A』

「Aな。可愛ええやん。」

『アリガト。てか地上って…いつもどこに住んでんの？』

「え？魔界やで。」



「知らんの？」って言われても知らないですし。ゲームかよ



「それに魔界だと結構偉いんやで俺」

『へー……』



どうせ私はあなたに食われるので…そこまで興味はないけど



「………………そうや。魔界に連れていけばいいやん」

『は？』



何言ってんのこいつ？



「ってことで…くるか？魔界」

『いやいや……は？』

「あ、心配せんでもちゃんと安全に連れてったるよ？そこら辺は大丈夫やで。」



いやそこは心配してないし、そもそもその魔界ってところがどういうとこかも知らないし！



『さっさと私の事食べればいいじゃん！』

「えー…食べてもええけど…なんならもっと俺好みにしたいやん？それともなんか未練があるん？」

『なっ………！』



自分から命をくれって言っといて今さら心配？！

未練なんてつまらないものどうでもいいから死のうとしてたんじゃん！

そう言おうとした。

けれど、別の大きな音にさえぎられてしまった





まず、バァンッ！と扉が開く音

その後に数人の大きな声、ノイズの混じった機械音

そして、銃声


あぁ…確認もせず撃つなんて…日本の警察は無能にでもなったのかしら？

痛いのは…やだなぁ…

やっぱムリ！→←こんなお命頂戴はイヤだ

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