近づかないで【歌い手】 (ページ4)

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3話ページ4

『ういっくしゅ。.....さっむ』

今は3月だというのに地味に寒い

なにか羽織ってくればよかった

手に息を吹きかけながら歩いているといつもよってるコンビニについた

ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾝ♪ ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾝ♪

音楽では分かりにくいかもしれないが私はハミリーマートにきた

『午前ティーとカップラーメンと･･････あ！新しいグミでてる！！』

私はカゴに入るだけの午前ティーとカップラーメン、グミを入れた

自分でもわかる。すごい不健康

『よし、これだけあれば1ヶ月は持つな････てか、おっも。』

それもそのはずあふれるくらいのものが入った袋2つ
をこれから持って帰らなければいけない

しかも店員さんが気を使って袋を二重にしてくれた

『よし、ちゃっちゃと帰ろ？「うわ！！」』

ﾄﾞﾝｯ

コンビニをでて家に帰るため角を曲がった時人にぶつかってしまった

あれ、なんかものすごく寒い
いや元々寒かったけど、服が濡れてる？

？「わあー！ごめんなさい！私のタピオカこぼしちゃいました！」

どーやら、ぶつかった拍子にふたがとれて見事私にぶっかかったようだ

『い、いえ、こちらこそすみません。』

コミュ障な私にとって直接話すのはけっこうきつい

もう、走って帰ろう

『では、失礼します』

？「あ、でも服！･･･って言っちゃった」

？「くろちゃん、どしたの？」

？「いやわしのタピオカをぶつかった人にかけてしもーて。お詫びしたいんだけど。」

？「結構な荷物持ってたからここら辺住んでるんじゃない？」

？「たぶん、そーだと思う」

…………………………………………………………

『ﾊｱｯﾊｱｯ｡きっつ。』

あれから私は家まで荷物をかかえて全速力で走った

でも引きこもりの本気はそこまで速くはないけど

『もうムリ。つかれた！！』

片手に午前ティーをもって部屋のソファーに腰かけたと同時にインターホンがなった

『あーもう！座る前に鳴らしてよ！！』

いらいらしながらモニターを見てみると配達とかではなくマスクをした人達がたくさん映っていた

『え、何この人達。部屋押し間違えたのかな？』

無視しようとしたが悪い気がしたためしかたなく通話ボタンを押した