ここはガッコウ ページ7
「どういうことだ？」
「未完成って…」
「あいつ年齢詐称してんじゃねーの？」
「静粛に！静粛に！！」
お面の人が叫ぶと、また静かになった。
僕はというと、どうしたらいいかわからなくて、そのまま突っ立っている。
「僕、何か悪いことしたのかな…」
『Aは悪くない！Aは何もしてない！』
「貴方たち、こちらへ。」
お面の人が手招きしてるのが見えて、ひとまず移動した。
「はぁぁぁ……」
お面の人はまた大きなため息をついた。
やっぱり僕、何かいけないことしたのかな？
また打たれるのかな？
せっかくおいしいもの食べられたのに、また餌抜きになるのかな…？
「ごめんなさい、僕、悪いことしたの？ごめんなさい、わからない…」
『Aは悪くない！そうだろ黒いの！』
「誰が黒いのですか！私の名前はクロウリーです！
…ゴホン！えーとですね…少々面倒な…あ、いや、困ったことになりましてね…」
「困ってるの？」
「……はぁ、まずはいい加減、貴方たちにはご自身の現状をお伝えしないといけませんね…」
さっきの部屋を出て、細長い道になっているところで、
お面の人…クロウリーはいろいろ教えてくれた。
ここは、ナイトレイブンカレッジっていう名前の「ガッコウ」なんだって。
僕はこの「ガッコウ」に通うことを許されたらしい。
初めての「ガッコウ」だ…！
しかも、ここに通う人は家から毎日行ったり来たりするんじゃなくて、
寝たり食べたりするのもここでやるんだって！
で、ここには、ななつのりょう―クロウリーは大きな家族みたいなものって言ってた―が
あるんだけど、そのうちのどこに行くかを決めるのがさっきの「にゅうがくしき」だったんだって。
でも、僕はどこに行くかが決まらなかったみたい。
それで、クロウリーはうんうん唸ってる。
「…ひとまず、貴方がたの所属寮について、一度話し合いの場を…」
「学園長！」
お面の人が話している途中で、誰かが話しかけてきた
「今度は何ですか？」
「急ぎお耳に入れたいことが…」
「もう！なんなんですか今年は…！
ストロンボリくん、貴方はここで待っていなさい。」
「僕？…はい。」
馴染みのない言葉で呼ばれたけど、たぶん僕のことなんだろうな…
言われた通り、ここで待っていよう。
…なんだか扉の向こうが騒がしい。
ひっきりなしに怒鳴り声とか悲鳴が聞こえる。
中で何かあったのかな？
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白樺葵(プロフ) - 狂歌さん» 狂歌さん！コメントありがとうございます！ね、なにやら雲行き怪しくなってきました……ｶﾀ((((〇△〇))))ｶﾀこれからどうなっていくんだろう……私も分かりません← (2021年7月8日 10時) (
レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - マルさん» マルさん！コメントありがとうございます！えぇ、遅くなりましたがようやっと本編主人公君の登場です(汗)更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - ヤバいピース何があった…?!不穏な感じしゅき(((全然ピース(平和)な感じがしない！めちゃんこ楽しみですッッッッッ！！ (2021年7月7日 23時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - わっやっとユウくん出てきた〜！続きがきになる〜！更新がんばってください！！応援してます！！！ (2021年7月7日 22時) (レス) id: 92b1393144 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - いよさん» いよさん！コメントありがとうございます！シンプルに嬉しいです！！書き始めた当初はこんなに反響があるとは思わず、軽い気持ちで書き始めたんです(汗)筆者含めて続きがどうなるのか分からないミステリーツアーですが、お付き合いいただければ幸いです(T＿T) (2021年7月6日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年5月19日 11時
