ハーツラビュルの先輩たち ページ37
「「「A！！！」」」
「たっ…ただいま戻りました…！」
クロウリー先生と別れて、１人でハーツラビュル寮に戻った。
正確には、１人と、１体…だけど…
未だにうんともすんとも言わないピースを抱いて、ハーツラビュル寮の談話室に入ると、
リドル先輩、トレイ先輩、ケイト先輩が同時にボクの名前を呼んだ。
「大丈夫か！？大変だったな…！」
「やっと謹慎解けたんだね…お疲れ様〜！」
「ちゃんと反省したと、学園長から聞いているよ。…おかえり。」
「……ッ」
てっきり、めちゃくちゃ怒られると思ってたから、
トレイ先輩に頭をなでられて、ケイト先輩にギュッてされて、
リドル先輩が「おかえり」って言ってくれて、思わず涙があふれた。
「た、ただ…ただいっ…う、うわぁぁあぁぁぁん！！」
「うお、ガチ泣き…っ」
「ごめっ、ごめんなさい…っ！ごめんなさぁああぁぁい！！
僕、入学式のっ日っ…せんぱっ、うあ、うあぁぁぁぁ……！」
「とりあえず落ち着けって！ジュース飲むか？」
「のみ゛まず…！あ゛り゛がどうございばず…っ！」
ケイト先輩が、入学式の夜にくれたのと同じジュースを持ってきてくれた。
涙が混ざってしまって、あの日飲んだ味よりしょっぱかった。
「少しは落ち着いたか？」
「うっ…うぅ…ひぐっ…あい……っ」
「ホントにこの子はオレらの２つ下ぁ？エレメンタリースクールの子相手にしてる気分なんですけど…」
「…紛れもなく
やっとちゃんと喋れるようになって、３人の先輩たちに謝ることにした。
「あの、まず、ごめんなさいをしたくて…入学式の日、先輩たちに、失礼な態度を、したこと…」
「ん？何かしたか？」
「えと、言葉遣い、が……」
「あ、あー…って、え！？それ気にしてたの！？」
「だって…クルーウェル様から、言葉遣いを教わって」
「「クルーウェル様っ！！？」」
トレイ先輩とケイト先輩が一緒に叫んだ。
「トレイン先生から、マナーのことを、教わって…」
「…それで？」
「思い返せば、あの日、僕は、先輩たちに、敬語を、使えていなかった、です。
だから、それを謝りたくて……本当は、ピースも、一緒に、謝りたかったんです、けど……」
「ん？そういえば、ピースは随分おとなしいな…」
「ホントホント。静かだと思った。」
先輩たち、ピースのこと気にしてくれてたんだ…嬉しいな。
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白樺葵(プロフ) - 狂歌さん» 狂歌さん！コメントありがとうございます！ね、なにやら雲行き怪しくなってきました……ｶﾀ((((〇△〇))))ｶﾀこれからどうなっていくんだろう……私も分かりません← (2021年7月8日 10時) (
レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - マルさん» マルさん！コメントありがとうございます！えぇ、遅くなりましたがようやっと本編主人公君の登場です(汗)更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年7月8日 10時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
狂歌 - ヤバいピース何があった…?!不穏な感じしゅき(((全然ピース(平和)な感じがしない！めちゃんこ楽しみですッッッッッ！！ (2021年7月7日 23時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
マル(プロフ) - わっやっとユウくん出てきた〜！続きがきになる〜！更新がんばってください！！応援してます！！！ (2021年7月7日 22時) (レス) id: 92b1393144 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - いよさん» いよさん！コメントありがとうございます！シンプルに嬉しいです！！書き始めた当初はこんなに反響があるとは思わず、軽い気持ちで書き始めたんです(汗)筆者含めて続きがどうなるのか分からないミステリーツアーですが、お付き合いいただければ幸いです(T＿T) (2021年7月6日 20時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年5月19日 11時
