深海の商人１０５ ページ24
「…確かに、すごいです。」
「そうでしょうそうでしょう！Aさんは何かお困りのことはありませんか？
悩みは？欲しいものは？僕がなんでも叶えてあげますよ？あの時叶えてあげられなかった、
その顔の痣も、痛みを感じさせないまま跡形もなく消し去ることもできますよ！
ちょうど先日、美容医学についての知識と技術を手に入れたんですよ！」
「……そうですか。」
まるで子供が自慢のおもちゃを見せびらかしたいかのように、
アズールさんは、おそらく他人から奪ったであろう魔法や能力をいろいろと紹介してくれました。
その表情は嬉々としていましたが、私にはどうも引っかかるのです。
「……アズールさん、」
「なんですか？」
「アズールさんは今、満たされていますか？」
「当然でしょう！このコレクションを見てもお分かりいただけませんか？」
確かに、ここに集められた様々なものを見れば、そうも思いますが…
「…では聞きますが、ジェイドさんとフロイドさんはどこにいるんです？」
「…ッ」
「友人は？大切な人はいますか？」
「……」
先程まで饒舌だったアズールさんが急に黙り込んでしまいました。
「…あなたは今、幸せですか？本当に、満足されているんですか？」
「……さい…」
「…え？」
「うるさい…うるさい、うるさい！！！」
急に叫びながら暴れだしたアズールさん。タコ壺の中に収められている宝物が
ガラガラと崩れています。
「アズールさん！」
「黙れ！僕は今幸せだ！だって…もう僕を馬鹿にする奴なんて一人もいない！
魔法だって、能力だって、金だって…なんだってある！
僕は遂に満たされたんだ！」
「…本当に幸せですか？」
「しつこいぞ！！何が言いたい！」
「…確かに、物はたくさんあります。でも、私にはここが、静かすぎると思いまして。」
「…は？」
「モストロ・ラウンジは、BGMや、人の話し声があって、上品で、
にぎやかな場所でした。あそこと比べると、ここは随分、寂しく感じられて…」
「……」
「いつも隣にいたあのお二人がいないのが一番の違和感です。…ジェイドさんとフロイドさん、
どこにいらっしゃるんです？昔馴染みなんでしょう？」
「…………いなくなっちゃった…」
いなくなった…？
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白樺葵(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん→なるほど！こちらこそ失礼しました！私が知ってるジャンルは変わらずです(汗)合作のお話嬉しいのですが、近々シナリオライターの職に就くことになり、そうなると無料の小説投稿サイトでも作品を上げるのに許可が必要になるみたいなんです… (2021年9月29日 19時) (
レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 同じです新しいｐｃが手に入れましたから！こちらこそすみません。 (2021年9月29日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、この会話、シリーズ1作目の時もしていますが、同じ名前の違う方なのかしら？IDが違うから、もし別人だったらごめんなさい。 (2021年9月29日 19時) (レス) id: 30555c691c (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？怪談レストランは知ってます？後、一緒に合作しませんか？ (2021年9月29日 17時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん！コメント&こう評価ありがとうございます！楽しんでいただけるよう、これからも執筆頑張ります！ (2021年9月29日 16時) (レス) @page46 id: c15bb0fb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年9月7日 16時
