深海の商人６５ ページ33
「私は…別に……」
そんなことを言われても気にしない、という言葉を紡ぐより早く
レオナさんが口を開きました。
「この世界は弱肉強食。体なり頭なりが弱い奴は簡単に強い奴に喰われちまうのが常識だ。
…あの1年坊たちがてめぇの爪なり牙なりを研ぐ練習の場を、勝手に奪ってやんな。
お前が一生あいつらの面倒見るなら口出ししねぇが、そうじゃねぇなら
中途半端に手ぇ出すな。お前が過保護に守ることによって、あいつらは一生爪も牙も使えねぇ
草食動物になっちまうぞ。」
「……」
「どーしたんスかレオナさん。今日は偉く饒舌じゃないッスか。」
「…さァな。気まぐれだ。」
ゴロンと横になるレオナさん。
「ま、オレもレオナさんの意見には同意するッスね。
ここでアズールくんに勝てないなら、あいつらもそれまでってことだし。
それに、いくらアズールくんでも後輩たちを殺したりはしないだろうから
そんなに心配しなくても大丈夫ッスよ。」
「……そう、ですね…」
「…半殺しくらいには遭うかもだけど。シシシッ」
「もう、ラギーさんったら…」
やんわりと、お二人に「これ以上関わるな」と言われました。
アズールさんからも、「あなたとは無関係です」とはっきり言われてしまったし…
実際、ユウさんとアズールさんとの間に締結された契約だし、
私が外野からなんだかんだ言うのは…ただのエゴになるんでしょうか…
ああ、また頭が混乱してきました。
どうすればいいんでしょう……
「…どうすりゃいいかわからねぇって顔してんな。」
「…よくお分かりで。」
「…マスクと前髪でほとんど顔隠れててもわかるッスよ。」
「お前にもやることあんだろ。お前にはお前の契約があるみてぇだしな。
とりあえずはそれ片づけたらいいんじゃねぇのか？そっからだろ。」
「…そうですね…そうします……」
「ま、あんま根詰めんなよ。…んじゃ、俺は寝る。」
「アンタはもうちょい根詰めろっての！今日も補習なんスからね！！」
「ぐぅ……」
「あ〜〜〜も〜〜〜！！！」
…私とレオナさん、足して2で割ったら丁度いいのかな？
…なんて、考えてました。
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あいすまん - 白樺葵さん» ひゃっほい∩^ω^∩ (2021年8月30日 13時) (
レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» そして！そう！！そうなんですよっっ！！満を持して！遂に！待ちに待った！！イグニハイド章が来るんですよ！！もう今日それだけを楽しみに仕事頑張りますから…！！ひゃっほぃ！！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» あいすまんさん！おお！コメント一番乗りありがとうございます！！いやー…いつの間にこんな…１ページにつき2000文字くらいしか入らないからどんどんページ数だけが積み重なってしまって…(汗)今後も頑張ります！よろしくです！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 今日六章きますね！！！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 続編おめでとうございます！今回もコメントは一番乗りをもらいました！！！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年8月29日 16時
