深海の商人６３ ページ31
「ま、オレとしてはレオナさんの世話係が増えて
体休めることができるんで万々歳ッスけどね〜♪」
「…チッ、良い気なもんだ。こちとら部屋に余所者がいるってだけでくつろげねぇってのに…」
「とか言いながら昨日もソッコー爆睡してたじゃないッスか…」
「…そ、そうなんですね……」
ユウさん…この学園中どこ行ってもそうでしょうけど…
よりによってサバナクロー寮なんて体育会系の寮に女性一人で…
もう少し警戒心を持ったほうが良いんじゃ…
「…んで？あの監督生から聞いたが、お前もアズールと何か契約したんだって？」
「え？…あぁ、私は契約というほど大したものじゃないですけど…
新しいスマホ代分、私が用意できる範囲の草花を売買するというだけで…」
「…アイツら、オレが昔お金のことなぁんもわかってないAくんから
タダで高い薬草とか譲ってもらってたの聞きつけて
取引始めたんスよね〜…お陰でオレは良いカモを取り逃がすことになって…ハァ。」
「…それ本人の前で言います…？」
…そっか…アズールさんたちがどうして私の実家のことを知ったのか少し疑問でしたが
ラギーさんから漏れたんですね…
去年、ラギーさんのことを良く知らなかったころ、
貧しい暮らしをしているご実家は大家族で、薬も買えない…という話を真に受け
(半分は本当だったようですけれど…)
私にできることなら、と、手持ちの薬草を分けていたことがありました。
実際、薬草を売ったお金でラギーさんのご実家の暮らしが少しでも良くなったというのは
あとから聞いたので、私は怒ってもいないし、なんなら良かったとすら思っています。
こんな言い方をしたら母上に怒られそうですが、『死の森』は資源豊かな森で
町で買ったら値が張る香草や薬草も、群生していることがあります。
子供の頃いたずらにちぎって遊んでも問題なかったほどに…
「そういう系の話を、あのタコ野郎が取り逃すはずがないからな…」
「がめついッスよねぇ…」
「…あ、そういえば、そのユウさんは今どこに…？」
「あァ？悠長に朝飯なんか食ってたから、先輩として助言してやったんだよ。
「さっさと行動を起こせ」ってな。」
「んで、今頃アトランティカ記念博物館じゃないッスかねぇ？」
「え。」
レオナさんもラギーさんも、意地悪そうにニヤニヤと笑っています。
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あいすまん - 白樺葵さん» ひゃっほい∩^ω^∩ (2021年8月30日 13時) (
レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» そして！そう！！そうなんですよっっ！！満を持して！遂に！待ちに待った！！イグニハイド章が来るんですよ！！もう今日それだけを楽しみに仕事頑張りますから…！！ひゃっほぃ！！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» あいすまんさん！おお！コメント一番乗りありがとうございます！！いやー…いつの間にこんな…１ページにつき2000文字くらいしか入らないからどんどんページ数だけが積み重なってしまって…(汗)今後も頑張ります！よろしくです！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 今日六章きますね！！！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 続編おめでとうございます！今回もコメントは一番乗りをもらいました！！！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年8月29日 16時
