深海の商人５３ ページ21
「あ！A先輩。」
「ユウさん…何故そんなことを…？」
「あーそっか、ボクらの前の相談者ってA先輩だったのか…」
「？」
「いや、21時にここ来いって言われてたけど、ちょっと早めに着いちゃって、
待ってる間ヘルプしてたんです。」
「A先輩、お疲れ様っす。」
「ジャックさんも…なんか、様になってますね…」
「うっす、あざっす。」
ジャックさん、両手にお盆を持って空いたグラスをたくさん乗せた状態で歩いてきました。
あれって結構重いんじゃ…さすが獣人族…力持ちですね…！
キッチンにつながる窓口にお盆を置いたジャックさんが店内を見回し、
一息つきました。
「ふー、やっと客足が落ち着いてきたな。」
「うんうん、かなり良い感じに捌けたじゃん♪
手伝ってくれてありがとねぇ、小エビちゃんたち。」
パンパンパン
不意に聞こえたのは拍手の音。
いつの間にかホールに来ていたアズールさんでした。
「あれだけの混雑を捌ききるとは、見事なヘルプです。」
「アズール！」
グルル…と警戒するジャックさんを気にもしていないアズールさんは
ユウさんに視線を向け
「大変お待たせ致しました。VIPルームの準備ができましたので、どうぞこちらへ。」
と案内してきました。
「…じゃ、行ってきます、先輩。」
「…行ってらっしゃい。気を付けて。」
「オレもいますんで、無茶はさせません。」
「頼みましたよ、ジャックさん。」
コソコソと話していると、アズールさんが咳ばらいをしました。
早く来い、という意味でしょう。
ユウさんはぐっとサムアップサインをしてからアズールさんについていきました。
「ジェイド、Aさんのお見送りを。
フロイド。お客様にお茶のご用意をお願いします。」
「かしこまりましたぁ。」
「かしこまりました。…それではAさん、こちらに。」
「いえ、見送りは結構です。ありがとうございます。」
「…そうおっしゃらずに、ね？」
「……」
これは…何か企んでる顔です……
押し問答に発展しても面倒なので、
ひとまず寮を出るところまでジェイドさんと一緒に行くことにしました。
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あいすまん - 白樺葵さん» ひゃっほい∩^ω^∩ (2021年8月30日 13時) (
レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» そして！そう！！そうなんですよっっ！！満を持して！遂に！待ちに待った！！イグニハイド章が来るんですよ！！もう今日それだけを楽しみに仕事頑張りますから…！！ひゃっほぃ！！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» あいすまんさん！おお！コメント一番乗りありがとうございます！！いやー…いつの間にこんな…１ページにつき2000文字くらいしか入らないからどんどんページ数だけが積み重なってしまって…(汗)今後も頑張ります！よろしくです！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 今日六章きますね！！！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 続編おめでとうございます！今回もコメントは一番乗りをもらいました！！！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年8月29日 16時
