深海の商人４８ ページ16
フロイドさんの一言で、ユウさんとジャックさんの視線は私に移ってしまいました。
イソギンチャクの生えたお三方と言えば、一筋の光を見出したかの如く
手をわなわなと振るわせながらジェイドさんの言葉をかみ砕いていました。
「えーっと、つまり……」
「もし、ユウがアズールと契約して勝負に勝ったら……」
「結果によっては、オレたち自由になれるってこと！？」
ばっと顔を上げた3人は、ユウさんに勢い良く頭を下げ
「「「頼む、監督生！！アイツに勝ってくれ！！」」」
と、周りの生徒たちの視線を集めるほどの大声で頼み込んでこられました。
「えー…」
「調子のいい奴らだな。」
「イソギンチャクが頭についてないヤツにこの苦しみはわからねぇんだゾ！」
「そもそもテストで楽しようとしたのが悪いんだろうが。」
「ホントそれ…威張ることじゃないでしょ……」
「それについては十分反省したってば〜。」
あのエースさんも涙目です。
デュースさんも覚悟を決めたかのように拳に力を入れているようです。
「ああ。もう二度としない、たとえ赤点になったとしても、結果を受け入れる……っ！」
「いやそこはもう赤点取らないよう努力するって言えよ！
…で、どうするんだユウ。アイツらの口車に乗るのか？」
「…私が言うのもなんですが、何の策もなく会いに行くのは危ないですよ？
アズールさんやジェイドさんたちが何の考えもなく誘ってくるなんてことはあり得ませんから…」
「んー…」
一応忠告はしておこうと思ってのことでしたが、ユウさんはしばらく考えた後、
「…ひとまず、話をしてみるだけなら……」とつぶやきました。
「お前なぁ！」
「それにこれはチャンスかもしれない。警戒はしてるけど、何もしないよりマシかも。」
「…そうですか。」
ユウさんも、逞しくなったものです。
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あいすまん - 白樺葵さん» ひゃっほい∩^ω^∩ (2021年8月30日 13時) (
レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» そして！そう！！そうなんですよっっ！！満を持して！遂に！待ちに待った！！イグニハイド章が来るんですよ！！もう今日それだけを楽しみに仕事頑張りますから…！！ひゃっほぃ！！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - あいすまんさん» あいすまんさん！おお！コメント一番乗りありがとうございます！！いやー…いつの間にこんな…１ページにつき2000文字くらいしか入らないからどんどんページ数だけが積み重なってしまって…(汗)今後も頑張ります！よろしくです！ (2021年8月30日 7時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 今日六章きますね！！！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいすまん - 続編おめでとうございます！今回もコメントは一番乗りをもらいました！！！これからも更新頑張ってください！！！応援してます！ (2021年8月30日 3時) (レス) id: 52e829b9c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年8月29日 16時
