深海の商人２７ ページ44
リストをよく見ると、確かに高価だったり、希少価値が高いものも多くありました。
…が、用意できないことはなさそうな物もちらほら。
「…アズールさん。」
「なんでしょう？」
「このリスト、持ち帰らせていただくことはできますか？コピーで構いませんので…」
「いいですよ。」
「いったん持ち帰らせてください。リストも、この話も。故郷から取り寄せるとなると
母上に送っていただくか、外出届を出して私が取りに帰るかしないといけないので
在庫確認がしたいです。」
「…さすが、家業を手伝っているだけあって、Aさんはビジネスの話を進めやすい。
もちろん構いませんとも。では…そうですね、3日もあればよろしいでしょうか？」
「えぇ。」
「わかりました。では3日後の放課後に、またお越しいただけますか？」
「わかりました。それまでに確認しておきます。」
「では、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
リストを複製し、ポケットに畳み入れたところで、アズールさんが部屋のドアの前に立ちました。
「さぁ、入り口までご案内しましょう。」
「いやそんな…お気遣いなく…」
「気にしないでください。ここでは僕はラウンジの支配人。取引相手の方に失礼なことはできないのですよ。」
「…こだわり屋さんですね…わかりましたよ。」
VIPルームを出ると、ラウンジを埋め尽くすほどのイソギンチャク…もとい、
イソギンチャクが生えた生徒たちが床やテーブル、水槽のガラスなどを清掃していました。
数が数だけに圧巻ですね……
「フフフ…普段は手を回せていなかった細かいところまで綺麗にできて気持ちが良いですねぇ。」
「(本当に…
時々どこかでブツブツと不満を漏らす生徒の声が聞こえますが、それを聞き逃さなかった
ジェイドさんやフロイドさんが瞬時に生徒のもとに行っては頭のイソギンチャクを引っ張っているようです。
「いでででででー！！」
「文句を言う暇があったら手を動かしたらどうです？」
「ぎゃああああ！！」
「ほらほらぁ〜早くしねーと開店時間に間に合わないじゃん？」
「……」
「…はぁ、あまりバックヤードは見せたくなかったのですが…」
強制労働に勤しむイソギンチャクの群れを横目に、寮の出口に向かっていると、
聞き覚えのある声が聞こえました。
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雲紋 狂歌(プロフ) - 白樺葵さん» 言い方が親目線(笑)pcはですね。うちのかあいいかあいい白柴に…(^^ゞ まあ、親のスマホとvitaちゃんさえあればツイステも、更新も出来るんで。悲しくなんてっ！ないんですけどっっっっっ!!! (2021年8月26日 20時) (
レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！反応早い！(笑)嬉しいです〜♪夢主くんね、いろんな感情にあてられてしんどくなったのかもですね…(汗) アズールとのビジネストークがですか！？カッコイイってよ〜夢主く〜ん (2021年8月26日 17時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - そして！更新ありがとうございます！ミュートロギアくんどした?!今後が気になりすぎる!!私的にアズールとの会話がなんかカッコよかった(?)です！ (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！ログインおめでとうございます！！しかしなぜパソコンが使えないように…！？ そうそう、昔っからそうで…夢小説という存在を知らなかったころから、映画や漫画を見ると「ここに自分を挿入したらどんな展開になるかな？」と想像するのが好きだったんですよ。 (2021年8月26日 13時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - 映画の様に…???流石です。_(._.)_ あと！念願のログイン達成！お気に入り登録しておきました!!ひゃっほう！…pc使えなくなりましたが… (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月29日 17時
