深海の商人１２ ページ29
「内容は前回と同じく、ろうそくに火を灯す、でね。」
「はい。」
通常魔法なら3、形式に則って放つ
数値が確認できました。
…では、イレギュラー発動した
「ふー…」
一旦深呼吸してから一気に唱えました。
『火よ、ろうそくに灯れ！』
ぽっとろうそくに火が灯りました。効果自体は成功です。
「よし。…イデアさん、数値は…」
「……」
「…イデアさん？」
「これ…ヤバイわ。」
「？」
くるりとひっくり返したタブレットには数値が表示されていました。…「60」と。
「元々の数値の20倍…」
「Aさん、体調は？」
「そうです、ね… …？」
ぐにゃりと視界が歪んで、私は膝から崩れ落ちました。
…あ、れ……？
「ちょッ！？」
近くにいたイデアさんに覆いかぶさるように倒れてしまいました。
不意打ちだったので、イデアさんも避けることも私を受けとめることもできず、
私はイデアさんを押し倒すような形で上に乗っかることに……
「ぐえっ」
「ご、ごめんな、さい…！」
「Aさんの体温の上昇を確認…体表温度、摂氏40度。」
「……」
「無言の圧力止めてください……」
「…当然だけど今日の実験はここまで。…っていうか、今日でもうわかったんじゃないの？
魔法の使い方によるブロット蓄積量の差。」
「…はい。大きな収穫でした…」
「はい！分かったらさっさと休む！」
「はい……」
かくして、数日間にわたる
イデアさんとオルトさんから禁止実験指定されてしまいました。
とはいえ、わかったことの価値は大きく、
通常魔法でことが片付けば万々歳ですが、
万一ユニーク魔法を使わざるを得ない状況になった場合でも、
詠唱は形式通りにしたほうが、ブロットの蓄積量もダメージのフィードバックも
比較的小さく収まるという事。
…それでも通常魔法に比べると段違いではありますが……
…まぁ…そもそも、今後オーバーブロットや未知のバケモノに対峙することなんて
そうそうないでしょうし、ユニーク魔法はやはり、極力使わないようにしましょう。
…そうでしょう？
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雲紋 狂歌(プロフ) - 白樺葵さん» 言い方が親目線(笑)pcはですね。うちのかあいいかあいい白柴に…(^^ゞ まあ、親のスマホとvitaちゃんさえあればツイステも、更新も出来るんで。悲しくなんてっ！ないんですけどっっっっっ!!! (2021年8月26日 20時) (
レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！反応早い！(笑)嬉しいです〜♪夢主くんね、いろんな感情にあてられてしんどくなったのかもですね…(汗) アズールとのビジネストークがですか！？カッコイイってよ〜夢主く〜ん (2021年8月26日 17時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - そして！更新ありがとうございます！ミュートロギアくんどした?!今後が気になりすぎる!!私的にアズールとの会話がなんかカッコよかった(?)です！ (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！ログインおめでとうございます！！しかしなぜパソコンが使えないように…！？ そうそう、昔っからそうで…夢小説という存在を知らなかったころから、映画や漫画を見ると「ここに自分を挿入したらどんな展開になるかな？」と想像するのが好きだったんですよ。 (2021年8月26日 13時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - 映画の様に…???流石です。_(._.)_ あと！念願のログイン達成！お気に入り登録しておきました!!ひゃっほう！…pc使えなくなりましたが… (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月29日 17時
