序章５ ページ6
あわわわ…皆さん、私の立ち位置少しは考慮していただけないでしょうか…！
自分の寮の寮長を目の前で袋叩きにされているこの現状…成す術無し、です…！
「あ、あの！私は、イグニハイド寮が好きです…！私は、転寮する気は、ありませんので…！！」
心持ち大きな声を出した自覚はありました。はたと気が付けば、
寮長たちはもちろん、集まってざわついていた新入生たちまでもがしんと静まり返り、
一同に私に視線が向けられていました。
は、恥ずかしい……！
顔から火が出そうです…！！
反射的にバッと式典服のフードを被り直し、視界をしゃっとあうとしました。
「と、ということで！このお話はこれでおしまいですッ」
「「「「「(((((勿体ない…)))))」」」」」
寮長勢からは心の声が聞こえた気がしましたが、あえての無視です…！
「(これ、ディアソムニアのマレウスさんまでいたら本気で収拾がつかなくなっていた気がします…
こう言っては失礼ですが、いらっしゃらなくて良かっ)」
「おぉ、なんじゃおぬしら。楽しそうなことをしているではないか。わしも混ぜよ。」
「(あぅぅぅぅ〜〜)」
噂をすれば、というか私の心の声が読まれたかのようなタイミングで出てきたのは――あえて出てきたと表現しますが――
ディアソムニア寮副寮長、リリアさん。
その小柄な存在は本当に神出鬼没です。いつも登場の仕方には驚かされます…。
「お、おはようございます、リリアさん…」
「うむ、おはようA！…して、おぬしはディアソムニアへの転寮は考えておらなんだか？」
「もうその話は終わったので勘弁してください…」
「静粛に！」
涙目でリリアさんに訴えていたところに、学園長の声が響いた。
入学式が始まるようです。
「(た、助かった…)」
式典も始まっていないのに、なんだか疲れました…。
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リゼ - 白樺葵さん» 学園内の身長のトップはツノ太郎では、、、 (2022年6月23日 14時) (
レス) @page32 id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 星猫さん» ＞星猫さん こんにちわ！知っているレベルで言えば「僕のヒーローアカデミア」「BEASTARS」「怪物事変」「文豪ストレイドッグス」…と、このあたりでしょうか？総じて異能力バトルや、妖怪が出てくるお話が好きです(＾＾) (2021年3月4日 17時) (レス) id: 62e8178f4a (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月4日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2020年11月9日 22時
