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漬物の盛り合わせを食べながら、ギョンス先輩がいなかった間の部署内の様子を話した。
課長がやっと結婚したこと。
ママさんOLのパクさんが産休に入ったこと。
そしてチャニョル先輩が寂しさのあまり先輩の席に座っていたこと。
「…は？座ってた？」
『先輩の名前を呼びながら頬をデスクにくっつけて…』
「あいつ、」
軽快だった箸の動きは、先輩の眉が真ん中に寄っていくとともに停止していく。
やばい…眼力やばい……！
『そ、それぐらい先輩の存在が大きいってことですよ！』
「なんか喜びにくいんだけど。チャニョルっていうのが」
『わ、私だって寂しかったんですからね…！』
「………」
あ、えっ、わ、私ってば何言ってんの…？！
いやこれは確かに本心ではあるんだけど！！
わざわざ言う…？わざわざ言っちゃうの？私の口ってなんでこんなに無能なの！？
このあと何を言えばいいか分からなくて、ひたすら目の前にあるおつまみを口に放り込んだ。おつまみは私の味方だもんね。
「へえ。寂しかったんだ」
この状況を楽しむような声。
知らない知らない。掘り返すな！
先輩の言葉を無視して唐揚げを食べる。
『あっつ！！』
「あーもう。何してんの」
『す、すみません』
渡されたおしぼりを口にあてて、そろり。
目線を上げると先輩と目が合った。
「からかったつもりはないんだけど。嬉しいと思って」
『……』
「これからまた休もうかな」
『何ですかそれ…仕事が増えるじゃないですか！やめてください！』
おしぼりの位置はそのままで捲し立てると、先輩はふっと笑った。
『…面白いですか。こんな滑稽な姿で』
「いや。……好きだなぁって」
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作者名：mi | 作成日時：2020年1月5日 23時
