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「此処が食堂だ。」
否葉は斬島に屋敷を案内してもらっていた。
「あら、斬島ちゃん。その子は？」
「新しく入った獄卒の否葉です。」ﾍﾟｺﾘ
「あらあら！礼儀正しいいい子じゃない！おばちゃんキリカっていうの。此処で皆のご飯作ってるのよ。食べにいらっしゃい！」
「(礼儀正しい？)」
「ありがとうございます。でもキリカさんはおばちゃんじゃないです。若々しいです。」
「まあ！おばちゃん嬉しいわぁ！此処には後もう一人居るんだけど・・・！あっ！あやこちゃんちょうどいい所に。」
「キリカさん、この方は？」
「否葉です。」ﾍﾟｺﾘ
「あやこです。」ﾍﾟｺﾘ
「なんだこの白いのは？」
「？口は開いていないのに・・・。」
「あ、私二口女なんです。」
後ろを向いたあやこの頭には大きな口がついていた。
「お気を悪くされたのならすみません・・・。」
「いえ、白いの位は悪口にも入らないので。」
「すみません・・・。あ！洗濯に行って来ます。」
ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
「美人さんばっかり。」
「何言ってるの！私からしたら、否葉ちゃんも美人さんよ！」
「いえ、キリカさん達の方がお綺麗です。」
「あやこちゃんはともかく私は美人じゃあ無いわよ？」
「御謙遜を。」
「(女性陣と打ち解けるのは早いな。)」
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作者名：アスヒ | 作成日時：2017年7月16日 15時
