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数分後、抹本が脚立を持った災藤さんと研究室へ戻ってきた
「あぁ、本当に否葉が風船みたいに、、、」ｸｽｸｽ
「部下の醜態笑ってる暇があるなら下ろしてくださいよ。」
この体制疲れましたし、と否葉がボヤいた
確かに否葉はスカートを穿いているためこの様に膝を抱えていないと危ないだろう(絵面がアウトという意味で)
「うーん、、、。！ちょっと待っててね。」
災藤さんが早足で部屋から出て行った
「災藤さんどうしたんだろう？いい案でも思いついたのかな？」
と言うと否葉は真顔のまま少し青くなった。
「えっ！？い、否葉顔が真っ青だよ。貧血ならよく効く薬があるんだけど！」
嬉嬉として外套を漁る抹本は、あぁ、これは大丈夫なやつだよ(多分)と付け足した
「いや、飲まない。そういうのじゃないんだ。何だか、、、身に危険が迫ってきている様な、、、。」
僕のこういう時の感って外れないんだよね。という彼女の顔は無表情なままだったが何処か諦めムードの様なものが漂っていた
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作者名：アスヒ | 作成日時：2017年7月16日 15時
