キュービーロップ

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腰を打ち付けるスピードが速くなれば二人とも息が上がる









「んっ！んっ！………やぁ！(涙)」








健「っ、……ラストっ」









「っ、あっ、……だっ、め……いっちゃ、やらっ！」









ｷﾞｭｯ









健「一緒にっ、ね？」








必死で彼にしがみつけば抱き締め返してくれて更に激しく腰を打ち付けられる









「もっ、むり…………あっ！」








今までで一番気持ちいいところを突かれて二人で果てた









「けほっけほっ……けんとっ、」








健「ごめん、痛かったよね？」









起きようにも力が入らずにベッドに身を預ける私を彼が抱き上げてくれる








「……ばか」









健「ごめん」









「……好き」








健「俺は愛してる」









「なにそれ……」








健「ねぇ、A」









「なぁに？」









健「……俺たち一緒に住まない？」









「……」









健「俺ね、Aの家に初めて来たときから思ってたの」









「……え？」









健「食器とか家具とかさ、俺ん家みたいでなんか生活感なくてさ

たまに寂しそうに笑うとことか見てたらさ

俺が笑わせてあげたいって思って」









「……」








健「親いないの、ほんとは最初から気付いてた

でも、同情とか思われたくなくてさ」









「……」








健「……怒った？」









「んーん、嬉しい」









健「……へ？」









「私ね、ほんとは甘えたかったの

だけど親いないって隠してて、

だから健人がいっぱい話しかけたりしてくれるのすごく嬉しかった

けど……甘えかたとかわからなくて突き放して……」









健「……」









ｷﾞｭｯ









健「じゃあ、これこらは俺がいっぱい甘やかしてあげる……」









「……私も、いっぱい甘やかしてあげるね？」









健「うん(笑)」








.









.









.









恋って楽しいものだと思ってた









シュワシュワパチパチ









まるでソーダみたいに弾けて









それでいてほんの少し甘いの









それはほんのちょっと違った








相手が健人だからこそ楽しいんだ









シュワシュワパチパチソーダみたいに弾けて









甘くて甘くて楽しい恋はまだ始まったばかり＿＿＿＿









fin.

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