キュービーロップ

. ページ20

自然に握られて繋がれたままの手にドキドキしながらも彼の家に到着









「……１人暮らしなの？」









マ「うん」









いや、ね？









１人暮らしの彼氏の家に上がるのは抵抗が←









正直マリの家に親御さんいるだろうと思って安心してるとこあったからね？









マ「Aちゃーん？」








「……はい」









マ「緊張してる？」









「ま、まぁ……」









マ「大丈夫、まだなんもしないから」









まだとはつまりその……









マ「Aがかわいすぎたら押さえられないかもね(笑)」









なんて天使みたいな笑顔だけど結構なことを言っている









マ「まぁ外でこんなこと言っててもなんだし中入って？」









「う、ん……お邪魔します……」









“お茶持ってくるから座ってて？”








って言われて通されたのは彼が勉強してるであろう部屋









なんでベッドあるのかな←









「……座っていいかな」









見るからにふわふわそうな彼のベッド









体がデカいからかダブルベッドでものすごく飛び込みたくなる←









「……えいっ！」








ﾎﾞｽｯ！









「ん〜！……きもち……」








ふわふわしてて彼の甘い香りがする









ｶﾞﾁｬｯ








マ「お待たせ……って……」









「わっ、ご、ごめ……んっ！？」







変なところを見られたと慌てて起き上がろうとするけど彼に押し倒されて唇を塞がれる









塞がれ……









ふぁっ←









「ちょっ、」









マ「何かわいいことしてるの？」









「まっ、……んっ、……やらっ、……」








退いてくれるかと思いきや押し倒されたままで両手を絡め取られる









最初は触れるだけだったはずのキスも深くなっていき息が苦しい








「まっ、り……ゃ、だっ！」









マ「Aがかわいすぎるのが悪いの」









「……んっ、……ひゃっ……っ！」









唇から首筋・鎖骨へと降りてくるキスの雨









力が抜けてきてベッドに体を預けるしかできない

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す