掴みたいもの2 【兵頭十座】 (ページ8)

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―そして地方公演から帰ってきた翌日。

私はいつものように学校へ行きました。

授業は二限目からだけど、早く学校へ来て練習室を借りて練習をしています。

あ「＿＿ここのフレーズがまだまだだな。」

私は授業の課題曲になっているミュージカルの曲を練習していた。

やっぱり、ミュージカルの曲って難しいな。

息をたくさん吸えるようにならないと。

あ「＿＿やっぱり腹筋鍛えた方がいいのかな。」

練習メニューを考えて独自でやっていかないと。

私は自主練習を進めていった。

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―あ「今日も遅くなっちゃった。」

授業が昼まででも、私は練習室を借り練習をした。

気づけば夕暮れ時になっていて、道は夕日でオレンジ色になっていた。

早く寮に帰らないと、稽古に間に合わない。

私は足早で寮へ向かった。

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―ガチャッ

あ「はぁ、はぁ...すみません。遅れました！」

監「Aちゃん、お帰りなさい。ちょうど今から稽古始めるとこだよ。」

万「ギリギリセーフだったな。」

十「授業が長引いたのか？」

あ「んーん。授業はお昼までだったんだけど、ちょうど練習室が空いてたから入ってて、気づいたら夕方になってて...」

太「相変わらずAちゃんは真面目っすね。」

臣「あまり無理しすぎるなよ？」

あ「大丈夫です！」

監「じゃあ、稽古を始めようか！」

そして私たちは稽古を始めた。

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