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episode.15 ページ16
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−Aside−
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―オーディションの前日。
私は学校が閉まる時間まで練習室に入って練習をしていた。
オーディションが決まってから先生とどの歌をオーディションで歌うか相談して決めて、コツコツ練習して...
あ「とうとう明日なんだ。」
先生はいつも通りにやれば大丈夫って言ったけど、やっぱり緊張するな。
あ「あ、そろそろ時間だ。出なきゃ...」
私は片付けをすると、練習室を出た。
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―あ「結構ギリギリになっちゃったな。臣さんには遅くなるって伝えてあるけど...」
電車に乗って最寄駅に着くと、寮へ向かった。
今日秋組の稽古なくてよかったな。
でも練習に夢中になりすぎて遅くなっちゃった。
こんなに夢中になれたのは、本当に久々だ。
「お、可愛い子がいんじゃん。」
あ「え...」
すると、二人組のガラの悪い男が私の前に現れる。
「可愛い子ちゃん一人？こんな時間に危ないよ〜？」
「俺たちが送ってこうか〜？家どこ？」
あ「あ、あの...通してください。」
「送ってってあげるって言ってんじゃん。喜びなよ〜ね〜？」
男はニヤニヤ笑いながら私の腕を掴む。
や...ちょっと...
―ガッ
「＿＿俺の連れに、手出さないでもらえるか？」
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年8月23日 17時
