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episode.80 ページ20







ー健『先輩!どうして俺の事避けるんですか!』


満『あたしは...これ以上あなたと一緒にいちゃいけないの。』


健『え...?』


健は満月に自分を避ける理由を追求すると、満月は健に過去の事を打ち明ける。


失った両親、離れていった友達...亡くなった過去の恋人。


自分が誰かを愛し、その人の隣で笑っているとその人たちに不幸が起きる。


それを知った満月は人と関わる事を避け、笑う事もやめてしまった。


満『あたしは...もう大切な人を失いたくないの。あたしに関わった友達もいじめられて、
愛した彼も失って...
あたしは幸せになっちゃいけない。だから...』


健『___俺の事、大切だと思ってくれてるんですね。』


満『__!!』


健『___俺は、一ノ瀬満月が好きです。俺はあなたを救いたい。』


満『健...』


健『...二週間後に公演があります。そこで返事を聞かせてください。』


満『...』


健は満月にようやく想いを告白。


このシーン、稽古の時は硬かったけど、柔らかくできるようになったな。


特に十座君、本当に硬かったけどすごくいい顔してる。



ー満『___お兄ちゃん。』


昴『ん?どうした。』


兄である昴に悩みを打ち明ける満月。


健と付き合いたくても一歩踏み出せないでいると言う事を。


臣君はお兄さん的存在だから昴役本当に良くハマってるな。


昴『___好きなんだろ?その子の事。』


満『うん...でも、あたしのせいでまた誰かが居なくなったら...』


昴『大丈夫だ、満月。お前は疫病神なんかじゃない。
それに、健君は満月と真剣に向き合おうとしてる。
その健君から逃げる事が、健君に対して失礼なんじゃないか?』


満『__!』


昴『...サーカス、ちゃんと観に行かないとな。』


満『...うん!』


昴の説得でサーカスを観に行くと決意した満月。


健に対する答えも、満月の中で出していた。




ー座長『健、今日は異様に気合入ってんな。』


健『公演がもうすぐですから、気合も入りますよ。』


座長『惚れてるやつでも観に来るのか?健は分かりやすいからな。』


サーカスの座長が健の稽古を見るシーン。


座長役は左京さん。


兄貴っぽいところが役にぴったり。


健『そ、そんな俺いつも以上に気合入ってるっすか!?』


座長『___まあ、理由がなんであれ公演が近いんだ。怪我すんなよ?このサーカスのスターなんだからな、お前は。』


健『___はい!』





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設定タグ:A3! , 兵頭十座 , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:紗也 | 作成日時:2018年5月21日 10時

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