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―あ「...」
エルヴィンの話を聞いている間に、いつの間にか夜明けになっていた。
私はそっとエルヴィンを見つめる。
エルヴィンが話した子供の頃の話が、忘れられない。
そんなことがあって、この調査兵団に。
エルヴィン__。
―コンコンコン
ガチャッ
ハ「__失礼します、エルヴィン。」
すると、ハンジとモブリットが部屋に入ってきた。
そしてハンジはエルヴィンの近くへ行き、耳打ちをする。
エル「__やはりそうだったか。どうやら私の賭けは当たりだったようです、司令。
捉えた中央憲兵が自白しました。現在の王家は本物ではありません。
__レイス家が本当の王家です。」
「__!なんと...」
エル「現在リヴァイがエレンとヒストリアの救出に動いています。
二人を奪還し、ヒストリア・レイスを女王に即位させます。
__真に王家の血を継ぐ者として。」
ハ/モ「__!!」
エルヴィン...とうとう始めるのね。
私はエルヴィンたちの話を静かに聞いていた。
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―そしてピクシス司令は帰っていった。
―ガチャッ
「エルヴィン団長!中央憲兵が団長に出頭を命じてます。組織殺人の容疑だと騒いでます。
それも街のど真ん中で。」
ハンジたちと話をしていると、調査兵の兵士が私たちのいる部屋に入って報告をする。
あ「組織殺人?一体、どういうこと...」
エル「__敵もただ手をこまねいているばかりではないようだ。ハンジ、ここから離れろ。」
ハ「はぁ!?どうするつもりなの?」
エル「俺は調査兵団の表の顔を通す。お前は自分の判断に従って動け。」
エルヴィンはそう言い、上着を羽織る。
エル「何より、次の調査兵団団長は...ハンジ・ゾエ、お前だ。」
ハ「__!?」
エル「__調査兵団を任せたぞ。」
あ「__エルヴィン、私も行きます!」
私はエルヴィンの手を掴む。
エル「__ダメだ、君はハンジたちと行くんだ。」
あ「__!私は、あなたの補佐役です!あなたを守るのが私の...」
エル「ダメだ。」
あ「__エルヴィン。」
エル「__ハンジ、モブリット。彼女を任せる。」
__エルヴィンはそう言い、部屋を出た。
あ「エルヴィン!」
ハ「A、今は彼の指示に従おう。」
ハンジはエルヴィンを追おうとした私を止める。
あ「っ...」
__エルヴィン、これから一体...どうするつもりなの。
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紗也(プロフ) - 明日さん» いつも本当にありがとうございます!これからも頑張ります♪ (2018年11月9日 16時) (レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - これからも応援してます!! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也 | 作成日時:2018年11月5日 10時