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―あ「__お待たせいたしました。」
「__どうも。」
私は紅茶を淹れ二人のいる部屋に戻ってきた。
あ「__どうぞ、エルヴィン。」
エル「__ありがとう、A。」
私はカップに紅茶を淹れると、エルヴィンに渡す。
エル「__先ほどの続きですが、もし私の推測が正しければ、今回の計画において武力を行使するつもりはありません。
人を殺すことも、あってはなりません。」
「ほう...お聞かせ願おうか。そのような方法がありうるのか。」
エル「__ただ、それが叶うのに最も重要な根拠がまだ。もしその根拠が違っていれば、我々は皆首をくくることになるでしょう。」
あ「っ...」
「はぁ...なんじゃ。要はまた全て賭け事なのか。」
エル「どうも私は博打打ちのようです。便りはまもなく来るはずです。
どうかそれまで、私の子供の頃の話を聞いてください。」
エルヴィンの...子供の頃の話。
私も、その話を聞いていていいのかな。
でも...ピクシス司令に話すのだから、私はいない方が...
あ「__私、お邪魔になるといけないので失礼します。」
エル「__待ちなさい、A。君もここにいて聞きなさい。」
私が部屋を出ようとすると、エルヴィンはこちらを振り向き呼び止める。
あ「え、でも...」
エル「__君にも話しておかなければならないと思っていた。だから...ここで聞いていて欲しい。」
エルヴィン...
エルヴィンが真剣な目で私をまっすぐ見つめる。
あ「__分かりました、一緒に聞きます。」
私はエルヴィンの近くへ行った。
エル「__私の父は、教員でした。」
そしてエルヴィンは、子供の頃の話を私とピクシス司令に話し始めてくれた。
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紗也(プロフ) - 明日さん» いつも本当にありがとうございます!これからも頑張ります♪ (2018年11月9日 16時) (レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - これからも応援してます!! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紗也 | 作成日時:2018年11月5日 10時