検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:28,195 hit

149* ページ29









―あ「__お待たせいたしました。」



「__どうも。」



私は紅茶を淹れ二人のいる部屋に戻ってきた。



あ「__どうぞ、エルヴィン。」



エル「__ありがとう、A。」



私はカップに紅茶を淹れると、エルヴィンに渡す。



エル「__先ほどの続きですが、もし私の推測が正しければ、今回の計画において武力を行使するつもりはありません。

人を殺すことも、あってはなりません。」



「ほう...お聞かせ願おうか。そのような方法がありうるのか。」



エル「__ただ、それが叶うのに最も重要な根拠がまだ。もしその根拠が違っていれば、我々は皆首をくくることになるでしょう。」



あ「っ...」



「はぁ...なんじゃ。要はまた全て賭け事なのか。」



エル「どうも私は博打打ちのようです。便りはまもなく来るはずです。

どうかそれまで、私の子供の頃の話を聞いてください。」



エルヴィンの...子供の頃の話。



私も、その話を聞いていていいのかな。



でも...ピクシス司令に話すのだから、私はいない方が...



あ「__私、お邪魔になるといけないので失礼します。」



エル「__待ちなさい、A。君もここにいて聞きなさい。」



私が部屋を出ようとすると、エルヴィンはこちらを振り向き呼び止める。



あ「え、でも...」



エル「__君にも話しておかなければならないと思っていた。だから...ここで聞いていて欲しい。」



エルヴィン...



エルヴィンが真剣な目で私をまっすぐ見つめる。



あ「__分かりました、一緒に聞きます。」



私はエルヴィンの近くへ行った。



エル「__私の父は、教員でした。」



そしてエルヴィンは、子供の頃の話を私とピクシス司令に話し始めてくれた。









150*→←148*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.9/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , エルヴィン , 紗也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗也(プロフ) - 明日さん» いつも本当にありがとうございます!これからも頑張ります♪ (2018年11月9日 16時) (レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - これからも応援してます!! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紗也 | 作成日時:2018年11月5日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。