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−エルヴィンside−
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―先遣隊から報告を受けた。
104期のうち三人が巨人。
そして...エレンを攫ったと。
すぐにエレンを奪還せねば、手遅れになる。
「＿＿団長、どうされるのですか？」
エル「＿＿皆、すぐに支度を。支度が終わり次第、エレンを奪還しに向かう。」
「＿＿は！」
私がそう指示すると、兵士たちはすぐに準備に取り掛かる。
私は施設の部屋へ向かった。
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―エル「＿＿よし、行くか。」
私は部屋で簡単にいるものを揃え、部屋を出ようとした。
―ガチャッ
バタン
「＿＿エルヴィン。」
すると、Aが部屋に入ってきた。
エル「＿＿Aか、どうした？」
あ「＿＿私も...もちろん一緒に行くのよね？」
エル「＿＿いや、君はここで待機しているんだ。」
あ「っ＿＿！どうして！？人数が多い方がいいでしょう？それに怪我人も多数出てるって...ハンジたちの手当をしないと＿＿」
エル「A。」
私がまっすぐAを見つめると、彼女は黙り込む。
エル「＿＿分かるだろう、君なら。今回のエレン奪還作戦は、今までの壁外遠征に比べ想像を絶するものになる。
何人もの兵士が死ぬ。負傷兵もきっと想像以上だ。
その運ばれてきた兵士の手当を、誰がするんだ。」
あ「...」
エル「＿＿君しかいないんだ、兵士たちを救えるのは。」
あ「＿＿でも私は...団長の補佐役です！あなたを守るのは私の役目。」
エル「救護班隊長でもあるだろう。」
あ「でも＿＿！」
エル「A。」
あ「...エルヴィン。」
エル「＿＿命令だ、従え。」
あ「っ＿＿。」
私がそう言うと、Aは唇を噛み締め俯く。
あ「＿＿分かりました、あなたに従います。エルヴィン。でも...約束してください！」
彼女は私の手を取り、私を見上げるように見つめる。
そのエメラルドの瞳には、かすかに涙が浮かんでいた。
あ「＿＿約束してください。必ず...帰ってくると。」
エル「＿＿嗚呼、約束する。必ず君の元へ帰ってくる。」
私が笑みを浮かべそう言うと、Aも薄く微笑み返した。
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紗也(プロフ) - 明日さん» いつも本当にありがとうございます！これからも頑張ります♪ (2018年11月9日 16時) (
レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - これからも応援してます!! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます! (2018年11月5日 15時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年11月5日 10時
