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−エルヴィンside−
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―壁外調査の日が近づき、私たちは準備で忙しい日々を過ごしていた。
＿＿あの日以来、Aはなんだか私を避けるようになった気がする。
あのことを気にしているのだろう。
ロヴァート診療所が放火され、私はAを助けに燃え上がる診療所へ入り、彼女を助けた。
あの時は彼女のことで頭がいっぱいで、必死だった。
そしてAが目を覚ますと、安心し思わず彼女を抱きしめ...キスをした。
その日以来、AはAらしくないというか...
会議の時も上の空になってることが多く、私が話しかけた時も反応が可笑しい。
この間も＿＿
―エル『＿＿A、この資料を頼めるか？』
あ『...』
エル『＿＿A。A、聞いているか？』
あ『＿＿あ、は、はいいい！！』
エル『＿＿この資料、頼めるか？』
あ『あ、はい！』
私が資料をAに差し出すと、彼女がそれを受け取ろうとする。
＿＿バサッ
Aは資料をしっかり掴めず、下にばらまいてしまう。
あ『す、すみません...！！』
エル『何をやっているんだ...』
私とAはしゃがみ込み、資料を拾う。
あ『＿＿！』
そして私とAの手が触れ合うと、Aは手を引っ込める。
エル『＿＿どうした？』
あ『＿＿すみません、本当にすみません...』
―エル「＿＿全く、分かりやすい子だ。」
その出来事だけではない。
私が食堂を出ようとした時、ハンジとAが歩いてきてAは私に気づくと壁の影に隠れたり、
頼んだ資料を私のいない時に部屋の机の上に提出していたり。
Aの私の避け方はとても分かりやすいものだった。
壁外調査までになんとか話せないものか...
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紗也(プロフ) - 明日さん» ありがとうございます！この章でも楽しんでいただけると嬉しいです！頑張ります (2018年10月18日 19時) (
レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます!これからも応援してます! (2018年10月18日 19時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年10月18日 9時
