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―エル「＿＿A！Aどこにいるんだ！！」
診療所の中へ入り込むと、私はAを探した。
火の回りが早い...何もかも燃えている。
＿＿A、必ず君を連れて帰る。
エル「A＿＿！！」
私はAを探し続けた。
エル「＿＿！！」
＿＿見つけた。
私は倒れ込んでいるAを見つけ、すぐに駆け寄り彼女の上体を起こす。
エル「A...！A、しっかりしろ！！」
あ「＿＿っ、ゴホッゴホッゴホッ。」
Aは咳き込み、薄く目を開ける。
あ「＿＿エル、ヴィン...？」
エル「＿＿A。」
あ「＿＿！どうしてここに...」
エル「助けに来た。立てるか？」
あ「っ＿＿足に、力が入らない...」
Aは足に力を入れ立とうとするも、立つことができなかった。
あ「＿＿ここにいてはエルヴィンも危険です、逃げてください。」
エル「何を...言っている。」
あ「あなたは調査兵団の団長です。あなたがいなくては、調査兵団はどうなるんですか...
私はいなくなっても構わない。だけど、あなたがいなければ＿＿」
エル「そんなの...いいわけないだろう！？」
私は彼女の言葉に、思わず声を上げる。
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−Aside−
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―エルヴィンの言葉に、私は思わず目を見開く。
あ「エルヴィン...」
エル「＿＿君は必ず、私が助け出す。必ず、連れて帰る。」
あ「＿＿どうして、そこまでして私を...」
私はエルヴィンをまっすぐ見つめる。
エル「＿＿君を、必ず守ると約束した、エリックと。この命に変えてでも。」
あ「＿＿！」
エルヴィンは私をまっすぐ見つめ続ける。
エル「＿＿君は、調査兵団に必要な存在だ。私にとっても...
君は、本当に大切な存在だ。
簡単に自分の命を捨てないでくれ。」
あ「＿＿エルヴィン。」
エル「＿＿行くぞ。」
エルヴィンは私をそっと抱き上げる。
エル「＿＿私を信じてくれ、A。」
エルヴィンは私を見つめ、優しく微笑む。
＿＿ドクン。
その笑みを見て、私の胸が高鳴る。
あ「＿＿。」
私は静かに頷くと、エルヴィンは私を抱いたまま、走り出した。
私はエルヴィンに離れないよう、しっかり彼に掴まった。
＿＿エルヴィン、あなたは...そこまで私のことを。
エルヴィン...
＿＿私は彼を信じ、彼にしっかり掴まったまま、ぎゅっと目を瞑った。
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紗也(プロフ) - 明日さん» ありがとうございます！この章でも楽しんでいただけると嬉しいです！頑張ります (2018年10月18日 19時) (
レス) id: b1705a050e (このIDを非表示/違反報告)
明日 - 続編おめでとうございます!これからも応援してます! (2018年10月18日 19時) (レス) id: 09c1450ad5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗也
| 作成日時：2018年10月18日 9時
