本丸開拓だよ2 (ページ23)

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68.憶測ページ23

『ここの本丸は､､､外聞があまり宜しくないので、ああやって解体したい人間はわざと問題を起こそうとしてくるんです。なので挑発的な口調で煽ってきたんだと思います。元々は審神者が対応しなくてはいけないのですがまさか、留守の時に来られるとは思わず､､､申し訳ありません』
「なんじゃあ、分からんの、」

陸奥守さんは先程の会話は特に気にせず、何か疑問があるようだった

「解体したいと思っとるんじゃったら、何故こがな本丸に審神者を送ってくるんじゃ？」
『それは､､､私の憶測ですが』

と前置きしてから話し始める

『政府の意見も2つに別れているからだと思われます。歴史修正主義者なるものは歴史改変のために時間遡行軍を無限に送ることが可能ですが、こちらはその時間遡行軍に対抗できる刀剣を揃え本丸を育成する時間も労力も無いのです。そのため、この本丸ように色んな刀種、刀派がおり、尚且つ時間遡行軍に対抗出来る力を持っている本丸を解体してしまうと貴重な戦力を潰すことになってしまうので、政府の意向としては残しておきたいわけです。ですが、解体派としては人に従わない刀剣の本丸を、審神者を入れ変えながら存続させるそのコストが無駄だと思ったのでしょう』

この前まで政府で働いていたのだから、そういう話があるのは把握していた

解体派の意見としては、歴史を守るためにいる刀剣男士が従わないのに何故、本丸を存続させているのかというのが疑問なんだろう
歴史修正主義者を相手にしているのに、こんな
内輪揉めみたいなことをしている時間が勿体ない、効率を考えれば人員を割いてまで機能しない本丸に費やす労力も勿体ない

それなら、捨てればいい。目的を果たせない駒は捨てるだけ、そんな輩も政府には一定数いる

駒の気持ちなんて汲み取ろうとしない

政府も政府で、解体させてこようとする輩の意見を跳ね返す為に、成果を出すことに躍起(やっき)になっているとしか思えない

(この本丸みたいに審神者との亀裂ができていて、人間不信になっている彼らのメンタルケアも必要だと思うのに色々すっ飛ばして機能させることに重きを置いてるから更に溝が深まる。機能させたいのならちゃんと手順は踏むべきだとは思うけど､､､)