本丸開拓だよ (ページ33)

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32.修行ページ33

ｰｰｰ

「だいぶ変わったね」
『部屋の形は変えられませんので、物の配置を工夫しました』

加州さんは驚いていた
最後に来た時と全く違うと

だけど、記憶がある限りここを使う度に思い出すかもしれない

加州さんも他の方達も

(なんだが、使って欲しいような欲しくないような､､､)

2人で手入れ部屋を見ていると

「あ、加州さんと審神者さん」
「ん？堀川じゃん、何してんの？」

廊下から堀川さんと隣には宝冠を被った刀剣男士がいる

堀「兼さんと兄弟に会いに言ってたんだ」
加「そう､､､」

急に空気が重たくなる

(どこに行ってきたんだろうか､､､それより堀川さんのお隣は確か御兄弟さん)

「カカカ！お初にお目にかかる。拙僧は山伏国広と申す。よろしくお頼み申す。」

堀川さんの兄弟、山伏国広さんと挨拶をし手入れ部屋について伝える

堀「使えるようになったんですね！兄弟行ってきなよ！」
山「いや、拙僧は修行の身。手入れは不要！」

そう溌剌とこたえる山伏さん

『ですが、それでは傷が癒えません。手入れ部屋に入らないのなら、私が手入れをさせて頂きます』
山「それも必要ない！」
堀「兄弟､､､」

堀川さんが悲しそうな顔をしている。

(心配だろう､､､兄弟が負傷していると)

加「なら手入れ部屋に入るのも修行と思ってさ、行って来てよ。まだ誰も入ってないんだ。この人も怪しい罠なんか仕掛てないって証明にもなるし」

(流石、加州さん。だけどなんかひどい)

山伏さんが考えている。

あと一押し､､､

『あの、私の無実を証明するためにもお願い致します』

そして、

ｰｰｰ

堀「兄弟！良かった！傷が治ったんだね」
山「流石は審神者殿のお力」
『いえ、私は何も､､､皆さんにも使って頂ければ嬉しいのですが､､､』
山「みなにも伝えましょう！」

(とりあえずは私の無実は証明できた､､､)