【第五人格】綿遊び【短編】 (ページ4)

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納棺師ページ4

※ホラー、ヤンデレちっく

オルフェウス先生の元に謎の手紙が届いた。手紙の内容を要約すると、とある荘園に娘がいったまま帰ってこないのでか探してきてほしいといった内容。
探偵をやっているのだからなんらおかしくはない依頼の内容なのだが、宛名は先生の名前ではないし、報酬内容も不気味な程だった。そして更におかしいのはその書かれた宛名を見て即この依頼を受けた先生だった。

「なんか、大変なことがここで起きていたんですね」

「そうだな……何度も行われるゲーム、秘宝、荘園の主。状況を知るにはよく考えて背景を推理していかなければならない」

「私もお手伝いします！」

「ああ、よろしく頼むよ」

暖炉を裏返せば数え切れないほどの本が仕舞われており、試しに読んでみればそれらが全て日記だと言うことがわかった。適当なものを取り読み進めていけば、てんで関係の無い人物たちがそれぞれの目的を持ってこのゲームに参加していたことがわかる。

彼らの背景に何があって何を成したかを推理するために、日記の世界へと深く入り込み彼等に乗り移って何があったかを調べる。
真相や依頼主の娘を見つけるのは随分と骨の折れる作業だがやるしかないのだ。そうして私はエマ・ウッズと名乗る女性の意識へと溶け込んでいった。