見守り隊 ページ7
『こんにちは！』
「あら、こんにちは。お嬢ちゃん一人？」
『うん！おつかい！』
「そう〜、うふふっじゃあ、何が欲しいのかな？」
壁に背を付けて目の端から見えるAとお店のお姉さんの周りにはまるで、花が舞っているようだ。
これを癒し……というんだろう。
陰から見守り隊の14番隊の俺だが……この場の担当になるためじゃんけんを勝ち抜いた。
……あーーかってよかったッ!!
ジジ……と耳元で雑音が聞こえ、14番隊のスピード・ジル隊長からの通信が入った。
「……ジッ……聞こえるか？こちら14番隊隊長ジルだ。Aの現状報告……どうぞ」
「こちらイブ。今バターとベーキングパウダーを購入した。あーそれと、おまけでキャンディーをもらったようだ。どうぞ」
「了解。お前はそのまま張り込んでてくれ」
「ラジャ」
残りのお使いは、牛乳、蜂蜜、チョコレートと難関のバニラエッセンスだな。
そう言えば、映像電伝虫の
＿＿＿＿「ほーこれがA目線なんだな！」
「大人が巨人のようだぜ……」
一方その安全見守り隊は、背の低いAの目線からの景色に、圧倒されていたのだった。
「オメエら、ぼーっとしてねェでちゃんと見守れよい」
「何処かおかしいとこ、ねえか？」
「いや、今のところ大丈夫だ」
酒を片手に、ワールドカップを観戦しているかのように盛り上がるこの部屋には
勿論、あの親父もいた。
「これァ、いい酒のつまみになる……グラララ!」
「親父様、今日だけですからね？お酒」
「……何のことだろうなあ」
ワイワイガヤガヤ……もはやAの声は誰も聞いていないのではないか？映像電伝虫から出るあちらの様子の音声は聞き取れず、映像を見て彼らは思い思いの言葉を発していた。
とその時、一人のクルーがあちらの陰から見守り隊につながる電伝虫を拾う。
「おいお前ら！聞こえるか！Aから見て9時の方向!!怪しい影が通ったぞ!!」
「ナニ！？」
「……ああ、心配すんなよい。あれは＿＿＿」
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椿姫 - 選択のところで隊長12人になっていますが、16人ではないでしょうか。楽しく見させてもらってます！ (2020年3月11日 15時) (
レス) id: d5fa7d04a9 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2019年1月12日 10時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
おらんうーたん@妄想族(プロフ) - 「海」の後半が名前変更が上手くされていない気がするのですが？ (2018年7月21日 20時) (レス) id: 00ba4385d4 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 更新頑張ってください!!!! 楽しみにしてます (2018年7月14日 18時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 面白いです!! 更新頑張ってください! (2018年6月24日 17時) (レス) id: 2cba6cf68d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦戸。 | 作成日時：2018年6月17日 22時
