海 ページ14
つい昨日の隊長会議で、Aが俺に聞いてきた。
『サッチ、おそとでおとこのひと、いつもすわってる。けがしてるのに、なんでなおしてあげないの？』
エースの存在に気づいていたか。と思ったものの、あいつはまだクルーじゃない。
Aの存在に気付いてもらっては困るため、Aには近寄るなとは言っておいた。
が、気になったので一応、接触したのか聞いてみるも、返答はノー。安心した。
だが、エースにゃそろそろ、けりをつけてもらわねぇと。
「おれは4番隊の隊長のサッチってんだよ＿＿＿＿＿」
ジンベイと5日もやりあってたっつーんだ。アイツは戦力になる。
目の前で給料というプリンを食ってるAを見ながら、そう思った。
『サッチ！……おいしー！』
「おう！あたりメェよ」
ごちそうさまでした。と手を合わせてちゃんと挨拶するAを見習ってほしいと
ほかの食堂に居る奴らを見て思うが、無理だろうなとあきらめる。
食器を片付けながら、外、遊びに行こうぜとAに呼びかけた。
丁度出航は明日。その前に、Aも海で遊びたいだろう。
親父のもとに行き、Aと海行ってくると伝える。
「あぁ、遠くまで行くんじゃねぇぞ」とかえってきた言葉に、行ってきます。と返し
親父の部屋の隅にあるクローゼットから、Aの水着である、長そでのパーカーを取り出した。
『サッチ、めがねも！』
「ああ、ゴーグルも忘れちゃいけねえな」
『ん！』
去り際に、横目でエースを確認し、船の裏から降りた。若干熱をこもった砂浜だ。
「A、熱くないか？」
『なーい！あ！かいみーっけ！』
「おお？きれーだなー、よく見つけた」
『んふふ〜っあ！これ、あげる！』
しゃがんだ俺の目と鼻の間ほどの高さのAは、その天使のような笑顔で、ピンクの貝を俺に差し出した。
「なになに、俺にプレゼントか？可愛い奴だな〜、ありがたく＿＿」
『ちがーう！これね、パパにけが、しようとしてる、きずだらけのひとに！』
「……っA？親父の敵だぜ？」
きらきらと海を映すAの瞳、突然そんなことを言い出すもので、正直ものすごく驚いている。
なぜ？Why?……聞いた時には既にお寿司というやつだ。Aはまた新しいものを発見したらしく、「あ！お花ー！」と駆けて行ってしまった。
『サッチ！これも、あのひとにあげて！』
「ハイビスカス……か？」
『うん！』
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椿姫 - 選択のところで隊長12人になっていますが、16人ではないでしょうか。楽しく見させてもらってます！ (2020年3月11日 15時) (
レス) id: d5fa7d04a9 (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2019年1月12日 10時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
おらんうーたん@妄想族(プロフ) - 「海」の後半が名前変更が上手くされていない気がするのですが？ (2018年7月21日 20時) (レス) id: 00ba4385d4 (このIDを非表示/違反報告)
動物大好き - 更新頑張ってください!!!! 楽しみにしてます (2018年7月14日 18時) (レス) id: c75e63e926 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 面白いです!! 更新頑張ってください! (2018年6月24日 17時) (レス) id: 2cba6cf68d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：錦戸。 | 作成日時：2018年6月17日 22時
