じゅーに ページ12
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侑くんから届いたLINE。部屋に来れるか、と、遥輝が泣き疲れて寝ているってこと。
侑くんが遥輝を連れて部屋に入った瞬間、私の中の何かが切れて玄関に座り込んで何分、何十分も子どものようにわんわん泣いた。
パンパンに腫れた目をして侑くんの部屋の前に立ったけど、なかなかインターホンを押す勇気が出ない。
ピコンッ
〈ドアの前におるやろ？鍵空いとるから、準備できたら入ってきて。何時間でも待つから。いつでもええよ。〉
文面から優しさが伝わってきて、また泣きそうになった。
約5分後、玄関のドアを開けた。
玄関にも漂ってくる消毒液の匂いに鼻が少し痛くなった。
この前来た時にはあったはずの黒のソファーとカーペットがなくなってフローリングがむき出しになっていた。
『侑くん、何したん？』
｢あぁ、遥輝が泣きすぎて吐いてん笑 もう消毒もしたし、大丈夫やで。遥輝はあっちの部屋に寝かせとるよ。｣
『っ、ごめんね･･･』
｢ええよ〜気にせんといてや〜｣
カーペットとソファーの、幸い取り外しができる座る部分だったらしくて、洗濯していた。
｢フローリングでケツ痛いかもやから、ショボイけどこれで我慢してや｣
黄色い鳥さんのクッションを申し訳ないなと思いながらおしりに敷いた。
｢で･･･遥輝のことやけど。｣
『話してくれた？』
｢おん、ぜーんぶ聞いた。遥輝な、さっき帰る時俺にずっと掴まっとったんは、Aちゃんの前では泣かないからって。せやから声も出せんかったし、ずっと苦しそうな顔しとった。｣
私は、遥輝に無理させてたの？
｢遥輝、4歳なんにほんまおりこうさんに育ったなって思ったで。｣
泣くな、遥輝も私の前で泣かなかった。泣くな私。
唇を噛んで、下を向くしか出来なかった。
｢保育園の子たちのことは怒ってないって。それとな、ママが大好きで、、、これ俺が言うのも恥ずかしいな･･･/////｣
『な、に･･･？』
｢･･･みゃーさんがパパならいいな。ってそう言われた。｣
〈ママとふたりならさみしくないよ！〉
〈パパがいなくても、ママがいればいい！〉
〈だってぼく、ママのことうちゅーいち好き！〉
『むり、させて･･･た、わたしっ、母親･･･しっか、く、、だよねっ』
｢･･･！？ごめん、Aちゃん、今だけこうすること許して。｣
『えっ･･･』
気づいたら侑くんの大きい身体の中に包まれていた。
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さくらもち - なんですか！天才ですか！宮くん最高です！ (2020年4月29日 17時) (
レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - ももたんの桃拾いさん» ありがとうございます！新作もあるのでよかったらこれからもよろしくお願いします！ (2020年4月28日 16時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
ももたんの桃拾い(プロフ) - むっちゃ感動しました！ティッシュ片手に持ちながら読ませてもらいました！これからも応援してます！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: 08a613338a (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - いちごアメさん» えぇ、感動してくださる人がいるなんて…ありがとうございます！ (2020年4月26日 12時) (レス) id: afe3d2a328 (このIDを非表示/違反報告)
いちごアメ(プロフ) - こんにちは！すごく泣きながら見させていただきました！！！持つ涙無しでは読めないです(笑)泣きすぎて目が痛いぐらいです(笑)応援してます！小説頑張ってください！！！ (2020年4月26日 4時) (レス) id: 067b8772b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2020年4月19日 13時
