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続き ページ11
手を振って別れを告げると、ロボロは彼女のいた席の片付けを始めた。すると、ティーカップの陰に何か光るものが見えた。忘れ物だろうか。
「ん？なんやこれ」
手に取ってみるとそれは、球体のキーホルダーだった。中はピンクをベースとしたキラキラした粉が入ってる。それに星とかが散りばめられていてとても綺麗なキーホルダーだった。ユキの忘れ物だろうかと思って焦ったが、端に付箋が付けてあって読んでみると「ロボロさんへ」と書かれていた。ロボロはそれを見てAからのプレゼントだと直感した。こんな事初めてだから純粋に嬉しかった。
「めっちゃ綺麗やん」
「なんやロボロ落としもんか？」
突如、背後からコネシマが声を掛けてきてロボロは思わずびっくりして肩を揺らした。
「ちゃ、ちゃうわ。貰ったんや！」
「ほ〜〜〜。やっと、ロボロにも女性ファンが現れよったかぁ」
「やかましいねん！！さっさと仕事しろ！」
ぷんすか怒りながらロボロは食器を厨房へと持って行った。終始、彼が顔を赤らめていたのをコネシマはにやにやと顔を歪めながら眺めていた。
それから、ロボロは彼女にお礼を伝え。貰ったキーホルダーは大切に飾っているとの事。
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作者名：雪だるま | 作成日時：2019年10月23日 21時
