24話 ページ24
会議当日
走ったりすると左足が痛むがほとんど回復したゾムは会議に出た。会議室はグルッペンが重々しい空気を放っていた。いつも通りの会議だと思って参加している呑気な様子の大先生、シャオロン、コネシマ。何かを察した様子のオスマン、エーミール、ひとらんらん。
残りのメンバーが着き。全員揃ったところで総統のグルッペンが口を開いた。
グ「これより、我々会議を始める。今回は我が国にスパイが潜入していた事についてだ」
オ「スパイ………」
コ「なんや！スパイがおるんか！？この国に！？」
ひ「穏やかじゃないね」
場は一気に騒がしくなった。いつもならスパイは早々に見つかり処理するのが我々国だ。しかし、今回は違うのだとその場にいる全員が察した。
グ「ゾム、その傷はどうした。誰に撃たれた。敵襲ではないのだろう？説明してくれ」
ゾ「っ………」
やはりこの流れか。覚悟はしていたが話す羽目になるのかと思い。ゾムは仕方なく詳細にことの出来事を話した。
鬱「そんな、Aちゃんが…」
コ「機密情報とか持ってるんやないか？やばいな」
オ「これは見つけ次第殺すしかないね」
エ「そんな！彼女はそんな事しませんよ！」
幹部たちが騒ぐ。こんな近くにスパイがいた事に気付かなかったと苛立っている。
グ「この落とし前はどうするんだゾム」
ゾ「………」
グルッペンがゾムに冷たく問う。ゾムとAは1年も隊長と副隊長として行動を共にしてきた関係だ。ずっと近くにいた彼女がスパイだった事に気付かなかったゾムをグルッペンは責める。しかし、書記長であるトントンがそれを制した。
ト「ちょっと待てやグルッペン」
グ「……なんや」
ト「ゾムを責めてどうするんや。気付かなかった俺たちにも非はあると思うで」
エ「そうですよ、スパイだったら1年もここに居座らないですよ」
ショ「言動と行動が完全にスパイじゃ無かったっすよ。あれ」
鬱「まぁ、もし、スパイやったらいつもくれる差し入れとかに毒盛ってるやろなぁ、普通」
皆揃いも揃ってAがスパイではないと思い始めた。彼女の今までの行動を見ればそう思われる。まして、ゾムでもわからなかったのだ。だが、疑問は残る。何故彼女はゾムを撃ったのかという事だ。殺すためだったのだろうか。真相は闇の中だ。
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昨日は休んでしまったので、今日は2話更新します。
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雪だるま(プロフ) - 傘お化けさん» コメントありがとうございます！ゾムさんは推しますよもうしんどい。続編、新作を待っていただける読者さんの声を聞けて大変嬉しい限りです。長い間待たせるかもしれませんが新しい作品が作れるよう努めてまいります。最後までお付き合いありがとうございました！！ (2018年7月19日 23時) (
レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
傘お化け(プロフ) - コメント失礼します！私もゾムニキ最推しでゾムのお話ばっかり書いています。完結、おめでとうございます！続編が出たら読ませていただきます！もちろん、新作の場合も読みます！これからも頑張ってください (2018年7月19日 23時) (レス) id: 4b6ec1c8eb (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま(プロフ) - ぺんぺけさん» コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて大変励みになります！毎日投稿頑張るんで楽しみにしててください。 (2018年7月3日 11時) (レス) id: a79d36039b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - コメント失礼します。夢主さんとzｍさんの関係いいですね！好きです、これからも頑張ってください！ (2018年6月30日 12時) (レス) id: 84b17b0d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪だるま | 作成日時：2018年6月24日 1時
