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告白しろ(侑) ページ40










『何告白すればいいの?』





翌日また気がついたらこの部屋だった

そしてお相手は、昨日と同じ金髪の彼





『こないだ休憩時間に女子に呼び出された治の机に
出しっぱなしだったお菓子ちょっと食べちゃった事とか暴露した方がいい?』






「それは墓場まで持って行った方がええな」





『角名くんの写真フォルダに侑の寝顔フォルダがある事とか?』





「…それは聞きとうなかったな」





『寝起きドッキリ仕掛けられてブチ切れてたね』





「しかも見たんかい」





『動画面白かったよ』





「おもろかったならええわ…」







いつもより声色も態度も、大分落ち着いている侑。
なんだか少し緊張しているようにも見えた。







「ちゃんとした場所に呼び出して言いたかってんけど…まあええか。……A。」





彼は綺麗に染まった金色の前髪をサラッと揺らしながら
私の目の前まで来て、静かに立ち止まった。





ふぅっと一息ついて
目線を足元から私の瞳へと移動させる。


真剣な眼差しの彼から
目を離してはいけない、と感じた。








「…A、あのな、俺、」




『うん』




「Aの事が好き。」




『…』




「一生大切にする。せやから俺と付き合うてほしい」






Aが口を開く直前、侑は彼女の頬に手を添えた。





「Aが俺の事そういう目で見てへんのはわかっとるから返事はまだせんでええ。
でもこれを機に俺と付き合うん真剣に考えて欲しい。
待っとるから」






『……わかっ、た』





「ん」









侑は、Aの髪を撫でて優しく笑い

「行こか」と彼女の背中を押して

開いた扉から出ていった。
























「…ああああ!!遂に言ってもうた!!!緊張したぁ!!!うわあ!!!!はずい!!しぬ!!!うわあ!!!」





『それ本人の前でやる?……まあ侑らしいっちゃらしいか…』





「…多分相当悩ませると思うねんけど。急かすつもりあらへんからゆっくり考えてな?」





『…うん、』





「まあもう言ってもうたし。
返事くれるまでの間も口説くけどな」





『うん!?』





「覚悟しぃや」








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設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 宮治   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:rae | 作成日時:2021年8月1日 22時

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