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「…あかん?」
『あかんです!!』
そんな上目遣いされたって私は動じません。
ええ、絶賛流されそうですが
この可愛さにノックアウト寸前ですが
「Aちゃん初めてなん?」
『いいえ』
「相手どこの男や」
『いやなんでキレるの?ってかそんなにしたいなら他あたってくださいよ!』
「Aちゃんがええねん」
『なんでよ!って、…ちょ、ほんとっ!手ぇ服ん中入れないで!さわさわしないで!おさむくっ、好きな人としてください!』
「Aちゃん好き」
『この状況で言われても信じれません!絶対したいだけでしょ!!』
「うぅ…」
『そんな可愛い顔してもだめ』
「生ちゃうし」
『そういう事じゃないんだよ』
「すぐ終わらすから」
『そういう事でもないんだよ』
「ほんならちゅーだけさせて」
『絶対そこで止まらないからだめ』
「好きな子やもんそらきっと止まらへんやろな」
『その手には乗りません』
「こんなに言うても気づいてくれへんの?」
『なんの話?』
「Aちゃん抱きたい」
『直球かよ』
「したい」
『だめ、…ちょっ…と、当てないで!…っ、動かないで!顔近い!!』
「わざと当てとんねん。こっち向きや」
『ほんとにやめてくれなきゃ嫌いになる』
「それは嫌や」
『じゃあどいてください』
「それも嫌や」
『わがままか』
「布団被っとればバレへんて」
『ねえ話聞いてた?』
延々と終わりの見えない会話と
両手を抑え付けられ身の危険を本格的に感じた頃それはやってきた
「サム〜どこにおんね………あ、すまん邪魔してもうた」
突如ぬっと顔を出した金髪くん。
『!!いや!!!ありがとう侑くん!!お邪魔じゃないよ!!ありがとう!!』
本当にありがとう侑くん。
怖いなんて言ってごめん。君は神様だ。
治くんが侑くんの方を振り向いた瞬間力が緩んだので
勢いよくベッドから抜け出して
侑くんに90度に腰を折ってお礼を言い、逃げた。
「邪魔すんなやツム。あと少しやったのに」
「ふっふ〜そう簡単にさせへんで」
「わざとかお前」
「さぁ?どうやろな〜」
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作者名:rae | 作成日時:2021年8月1日 22時