検索窓
今日:10 hit、昨日:98 hit、合計:221,753 hit

ページ17










私はね、男バレの主将さんである北さんが大好きなんですよ。





なんで知り合ったのかはよく覚えてないけど
時々学校ですれ違ったりすると手振ってくれたり
すっごい優しいの癒されるの。




いつもはあんまり表情崩さないけど
お話してると結構よく笑ってくれるんだよ









って事で、


柱に隠れて様子を伺っていた薄い銀髪の背中を見つけ
忍び足で近づき、





『北さ〜ん!捕まってください!!』




勢いよく飛びつき、背後からぎゅうっと手をまわした。





「おわっ、捕まってもうた」





北さんは特によろける事もなくこちらに振り向いた






「なんやAちゃんか」




あぁ〜。そのちょっとびっくりした顔好き。








『お兄ちゃん…』




「こない可愛ええ妹、俺におったんやなぁ」





その頭を撫でてくれる手も好き。





『真っ先に北さん捕まえようと思ってすごい探しました』





「ははっ、よう見つけられたな」





その笑顔も好き。







「2分間って早いな…何もせんともう残り1分切ってもうた」





『え゛!?やだ!』





「何でも言うてや、言う事聞いたる」





あの北さんが…?私の言う事を…?



『いや!滅相もございません!!』





「ルールは守らんと」





『そうでした…じゃあ、ぎゅーさせてください!』





「ええよ、おいで」




ん、と笑顔で手を広げて待ってくれている北さんに
再び飛び付くと抱き締め返してくれて、頭ぽんぽんしてくれるオプションまで付いた。尊い。最高。








そしてあっという間に2分。本当に2分?
30秒くらいしか経ってなくない?








「ほんならまたな」





『うぁ…北さんが行ってしまわれた…』









なんて棒立ちしてしまっていた自分をぶん殴りたい。









「捕まえた」




聞き慣れた声の主を確認する間もなく、足が宙へ浮く。





抱き上げられた視界の端に見えた銀髪は、嬉しそうに笑っていた。






「北さんやのうて俺に構ってや〜」




『い、い、いやぁぁぁあ!!!』

・→←追い掛けっ子



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (391 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
610人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 宮治   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rae | 作成日時:2021年8月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。