＊ ページ5
ut「……ごめん」
『謝らないでよ。謝るくらいなら一緒に死のう』
ut「Aちゃんは…死にたいん？」
『うん！どれだけ人に愛をあげても、愛されても。
死ぬときは一人だよ＿＿＿＿
俺は言葉が出なかった
やっと気づいた。俺をずっと襲ってたんは
愛しても愛されても消えない”孤独感”
ut「そうやな………俺、もう自分がわからんから死にたいんよ」
『君。名前は？』
ut「鬱島蒼大」
『年齢は？』
ut「17」
『夜空は好き？』
ut「好き」
『海は？』
ut「…好きやで。見てると全部忘れられるから」
『自分の何がわからないの？』
ut「え……？」
『自分のこと完璧にわかる人間なんているわけないじゃない』
ut「………」
『まだ17でしょ？友だちもいるでしょ？家族も。まだ人を愛せる愛もあるんでしょ？』
俺は何も自分をわかってない
いや、でも……わかってないことをわかっている
まだ俺は俺として生きられる？
『まだたくさん持ってるんだから……私みたいになんにも無いわけじゃないでしょ』
ut「………」
なんで君が泣きそうなんよ
なにもないって……
『それでも君は死にたいんだよね？じゃあ一緒に死のうよ』
ut「え、ぁ…」
Aは再び俺の手を引いて
海の方へ歩いていく
さっきまであんなに綺麗に、広く見えていた海が
真っ暗なそこの見えない闇に見えて。とても怖かった
ut「ｯ嫌や…離してｯｯ」
『なんで？』
ut「俺は……俺はｯ……………死にたくない」
『言えるんじゃん。その言葉』
Aは足を止めて、こちらに振り返った
その顔は、切なくて泣きそうで、苦しそうな顔だった
俺に言ったやん。苦しそうな笑顔するなって
君は何を抱えてんの？
『君の居場所は、夜空の星の数だけあるよ』
そう言い終えたやいなや、強い潮風が横から吹いた
俺はとっさに目をつむったが、つむった瞬間
目を開けたらAがいなくなっているんじゃないか。そう思って手を伸ばした
ut「待って！！」
その手には何もつかめなくて
俺が目を開けたとき、もうAはいなかった
そして、Aがいたところには
青と白の羽が落ちていた
俺はその羽根がなんだかAに見えて
その羽根を抱きしめて泣いた
俺はまた自分を見つけられた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『星は夜になるたびに輝く。何回も何回も、夜の海からその光を探して』
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海(プロフ) - に‘‘ぃ‘‘さ‘‘ぁん‘‘ーーー (2022年10月16日 10時) (
レス) @page33 id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - みずきさん» ありがとうございます(?). (2022年10月5日 19時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - 全あたいが泣き発狂した (2022年10月5日 16時) (レス) @page33 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - お塩さん» よし任務遂行(???)コメントありがとうございますw! (2022年10月4日 0時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - レモンライムさん» とても嬉しい感想ありがとうございます！！レモンライムさんの小さなことでもいいので何か悩みを軽くできていたら嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2022年10月4日 0時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
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