どうか...私を殺してください【d!】 (ページ4)

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003(Zm side) ページ4

俺はヘマをしてH国の実験施設に捕まってしまった、H国は俺の爆発を起こす能力に興味があるのか実験体として色々させられたが、その施設で彼女と出会った。

初めは、光の無い目で俺を見てきて少し気味が悪かったが毎日響いてくるのは苦しそうな呻き声。

(何されとるんや…)

時には濡れて、時には焼けたボロボロの服で俺の部屋の前を通って部屋に帰る彼女を見ていたら助けたいと思っていた。

そしてやっと、グルッペンと連絡が取れて救援としてシッマの部隊を送って貰えた。

(やっと…助けられるんやな)

グルッペンにも彼女の存在は伝えてあり、保護する許可は得ている…狙うは彼女が実験室に入った時だその時を狙えば彼女は鍵のない部屋で1人になるから。

作戦は成功した…ただ誤算だったのは彼女だった。

『苦しくてもｯ…誰も殺さずに済んでたのに！！』

彼女の言葉の意味が分からない…見た目は普通の20代の少女なのに何がこんなに彼女を苦しめているのだろうか…。

読み書きも危うい俺には理解したくても理解出来なかったが、1度ちゃんと話したくて悪いとは思ったが彼女を気絶させた。

Zm｢シッマ…ありがとうな｣

Kn｢食害辞めてくれたら許すわw｣

久しぶりの仲間に笑顔を零しながらも気絶している彼女を、背負う何故か手には触れてはいけないような感じがして手袋は外していないが…目を覚ました時…彼女の秘密を知れるのか不安は募るばかりだった。