プロローグ ページ1
『ヨーホーヨーホー海賊の暮らし
略奪、強盗、くまなく奪う
親切心なんてものはとっくに飲み干しちまったぜヨーホー』
海のど真ん中に浮かぶ小舟から女の歌声が響く、波は彼女の歌に合わせて波打ちキラキラと輝いている…まるで彼女を慈しむように。
『……ジャック・スパロウ』
彼女は寝転がりジャック・スパロウの指名手配書を見ていた、海に出て10年ずっと探している伝説の海賊であるジャック・スパロウはまだ見つかっていない。
実在するのかも怪しくなってきたが母親であるディア・ダルマが居ると言っているので信じて良いだろう…きっと実在する。
『ポート・ロイヤルで食べ物補給しないとな』
少しの間、どこかで身を休めるのも考えに入れてなくは無いがポート・ロイヤルで休むかは着いてから決めないといけない、いやでも…いいかもしれないな…ポート・ロイヤルは海軍が居る、ということはジャック・スパロウについてなにか知れるかもしれない。
私は絶対に会わないといけない、私を追っている船は沢山いるから…ブラック・パールもその1つだ、かつてはジャック・スパロウの船だったが今はヘクター・バルボッサの船だ。
バルボッサとは1度会った事がある、彼も私の顔を見た瞬間に手に入れると宣言してきた…そう他の男と同じように…。
『…あ、着いた』
色々と考えていたらポート・ロイヤルに着いていたここで食事を買いながら落ち着けそうなら一時だけでもポート・ロイヤルに腰を落ち着かせようと決めながら私は、ボートを降りた。
ポート・ロイヤルは意外と綺麗な街だった、でも沢山の吊るし死体がある…きっと全て海賊だろう。
『物騒な街ね…さて…どうしようかしら』
取り敢えずは、食事とラム酒を買って食べながら考える…ここまでの街ならジャック・スパロウが来る可能性はある、でも普通の生活をしたいなら仕事を見つけるべきだ…なんの仕事?
そこで、私が考えついたのはお偉いさんのメイドの仕事だった。
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アロメ(プロフ) - 続きが気になる!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク (2023年4月22日 21時) (レス) @page3 id: b8b8794cc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリカ | 作成日時:2020年11月9日 19時