最低な貴方は私の気持ちなんて知らない

36 ページ37

三ツ谷「……俺、幸せだった。Aと暮らせて、話して、笑って、Aの何かになれた気になれてさ、なんて例え方はダセぇよな」





『…怒ってよ』





三ツ谷「無理、好きな人をこれ以上悲しい顔にさせたくねぇよ。俺は臆病だからそんなことできねぇ」




ニカッと眩しく笑う彼を好きになれたらきっと私も彼も辛くないのに、なぜだか三ツ谷くんを見ると異性としてじゃなくてどうしても素敵なお兄ちゃんのようにしか感じられない


三ツ谷「好きな人が幸せになるなら俺はそれだけでいい。な？俺がAに頑張って伝えたみたいにAも大事な人に伝えてこいよ。」




『じゃあ、これは大事な人の一人、三ツ谷くんに伝える。ありがとう
どこまでも最低な私のことを心から好きになってくれて、最後まで支えてくれて、幸せになって戻って来たときは今度こそ怒って』





おう！と優しく微笑んで背中を押してくれた。結局、私のせいで三ツ谷くんは胸くそ悪い別れだったと思うけど、三ツ谷くんが押してくれた背中はすごく心強くて暖かく感じた。






きっとこれからもお世話になると思うけど、先に言わせてほしい。三ツ谷くんにあえてよかった。


足取りが軽やかにステップを刻んだ＿＿＿＿＿＿。



















三ツ谷side




これでよかった。うん。よかった。よかったんだ



何度も胸に言い聞かせてるのに自然と涙がでてくる。




一人の部屋に鼻水をすする音が響きわたってしょうがないけど自分が情けなく感じる





声を押し殺して止めようとしてもポタポタと溢れるぐらいの涙はしょっぱくて少し切ない味がした





▼

今度こそ怒っては結構意味がわからないような言葉ですよね私的にも意図がないって言うかそれ以外言葉が思い付かなくて…暇がある方は解釈してみてください

さて、結構最低なお話しで明らかに夢主が悪いのですが私の才能がないだけです。すいません


そして長らく待っていたかた心からお詫び申し上げます。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←35

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す