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三ツ谷side


お風呂から上がったばかりのAは水が滴れていて、艶っぽい。
今考えることではないが一周回って冷静になってきた自分はどうでもいいことで頭を埋め尽くす。




対して向こうは怒った表情でもなく、ただ目をはなしてくれなかった。俺がはなしても、はなしても、変な視線を感じてつい、自分も見てしまい、視線が重なってしまう。





見つめ会うだけであって、沈黙はもっと静まる。




『スマホみた?』



三ツ谷「あ…いや…みた。正確には見ようとしてた」





『そっか、』







三ツ谷「うん。」




『…』



話しても結局二人揃って黙り混む。ギスギスはしてないけど、別れる直前のカップルみたい。
音も何もない空間で二人一緒にいるようだ。つまらなくもないし、楽しくもない




これ、やばいかも。いや、絶対にヤバイ。この沈黙を破らないともう二度と口が聞けない気がする。素直に言うしかないか




閉ざした口を控えめに開けると、震える。まだ喋ることのできない赤ちゃんかのように口は言うことを聞いてくれない。




やっぱり意気地無しだ。自分はどこまでもかっこ悪い。気づいても十日も後回しにして、あげくのはてにスマホを覗こうとした。





自分への怒りが込み上げてきて、今やらなくてどうするんだよまた逃げんのか?と自分に問いかけると言い訳がないと返事をする代わりに声がでた。




三ツ谷「A、」




『なに?』






三ツ谷「見ちゃったんだよ。夜、男とAが一緒にいたの」




ここだけ聞いたら俺がただの他の男と話すなとかいっているヤバイやつになってしまうが、あのふたりはなんて言うか、表すには難しいけどお互いすべてを知り尽くしたような雰囲気を出していた。




俺の勘違いならきっと心配しすぎだと笑ってくれるだろう。


勘違いならよかった

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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴?) (12月2日 18時) (レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです!!続きも楽しみにしてます!(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キクラゲ  | 作成日時:2023年11月20日 17時

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