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三ツ谷side
あーなにしてんだろ俺。ずっと頭の中で男とAが映しだされる。トラウマとは違う苦しさと、何にたいしてなのかわからない恐怖が襲って、夜もまともに寝られない
その繰り返しで気づけばもう、十日ほど聞けずにいる。
かっこ悪、俺。
Aが大事だからって見て見ぬふりは違うことなんかわかっているはずなのに、聞き出して悲しむ顔をみたくないなんて思う自分もいる。
裏切られた感覚なんてわかんないけどきっとこんな風に相手にも理由がある。何かの間違いだって言い訳を作るんだろうな
窓から入る風がいつもより鬱陶しい。夜の景色も、綺麗に光る町の光も全部。
消えてしまいたくなるようなほど儚い寒さに優しく目をつぶって一番最初に目に入ったのはAのスマホだった。なんのへんてつもないただのスマホ
特別綺麗な訳でもないし特別汚れているわけでもない。
ほんのちょっと少しだけそのスマホがいつもより気になった。
Aは数分前、お風呂に入ってくると言ってリビングには俺一人しかいない。
ラインの着信音に身体がビクッと動いてなぜかわからないが変な汗がでる。
……………
…ちょっとくらいみるだけならいいよな。Aについての誤解が解ける機会かも知れないし、
ドクドクと心臓の音が外にまでもれそうなほど音をたてる
スマホにはパスワード設定がついていた。Aにしかきっとわからない。
なんだ、見れないのか
心なしかホッとした自分は机にスマホを置こうとした。
近づいて来ている足音に気付かず、
『三ツ谷くん…』
後ろを振り返った時はこのまま死んでもいいと言えるほどの空気だった
▼
少し短いですが一旦区切ります。
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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴？) (12月2日 18時) (
レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです！！続きも楽しみにしてます！(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2023年11月20日 17時
