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仕事帰り、この道を通らなくたって家に帰れる。寧ろこの道を通れば遠回りになることぐらいわかっている。なのに、なんでわかっているのに通ってしまうのかわからない
今日、それがわかったような気がした。
初めてだった
肩で息をする蘭ちゃんをみるのが。
私に必死になって私のためだけに走って呼吸をととのえる姿。結局引きずってただけなんだろうねそういって冗談っぽく笑えたらどんなにいいことだろうか。そんなふうにまた彼と会いたかったから理由をつけてこの道を永遠とさ迷っていたのか。
蘭「……ごめん」
誰も悪くないから無視できない。幻滅できない。目が離せない。ただ何も感じない。
今、帰る家がなかったらこのまま蘭ちゃんを許していたのかも知れない。けど帰る家もあって、優しい大切な人がずっとそばにいて、愛してくれて、嗚呼幸せって辛くないものなのかと愛情をもらうとそれにこたえるように私も愛情をあげた。
貴方は昔の人なんだよ。忘れたくてたまらない人なんだよ。
なのに、どうして大切な人より脳に貴方がいる景色が浮かび上がってどれも鮮やかに輝いてみえるの？未来のことを考えれば考えるほど貴方がいるの？
会いたかったもうひとつの理由はきっと、
さようならとちゃんと言うため。
『もう、遅いよ。今更謝られたって。またね。なんて言えないさよならだよ』
これでよかった
これでもう縛られない
大人になろうと背伸びをしすぎた私は背伸びをしなくても大人になれるように間違えじゃない選択をしたのにどうして罪悪感と後悔が後味のように残るのだろう。
大切な彼に帰ってきてからハグされても幸せが感じられなくなって、違う男のこと考えてるとか最低だよね
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キクラゲ(プロフ) - @じゅらさん» ありがとうございます〜♪いつも作品見に来ていただいてもう特大の感謝を送ります受け取ってください((((殴？) (12月2日 18時) (
レス) id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
@じゅら - 主さん、今回の作品も神過ぎです！！続きも楽しみにしてます！(*´μ`*) (12月2日 14時) (レス) id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キクラゲ | 作成日時：2023年11月20日 17時
